102ページ目   商品先物

建前論

さて一度落ちたら叩かれる典型だが本日はグローバリーの詐欺話があちこちに喧伝されている。

こうなってくると次の話題は自己売買方面へ飛び火しそうだが、その辺は成り行きに任せる。

そんなわけで【我想う】同様にこれらの事に触れたくなってしまうのだが、巷で喧伝されているニュースは一般人から見れば上場企業にあってトンでもない詐欺話に映っただろうが、これらの記事をベテラン業界人が読んでも何も感じないというのが現状である。

手数料化率やら何やらもそうであるが、証券がこれだけ変っている中、こうした数十年変らぬ慣わしが今露呈されてしまっている現状こそ理想論の美辞麗句を並べる前に糾されるべきであると思う。


時代の変化

東穀取は本日の理事会で横浜商取からの来年合併の申し入れを受け入れる事を了承した。

合併比率は言わずもがなといった感じだが、かねがね関係各位より要請の出ていたリクイディティーが機能していない商品の引継ぎをどう処理するのか注目される。

100年以上の歴史を誇るといってもトップ自ら「時代の変化」を認めている状況下、3末の決算で主力どころが数億円の未処分余剰金を確保する中で、同取引所の1億3千万近い赤字はそれなりの結論があって然るべきであろう。

コメ上場問題が別な意味で利用されなければよいが何れにせよその去就は興味のあるところである。


循環物色

活況を呈したオイル関係が今ひとつ盛り上がらないTOCOMであったがお約束のようにメタル関係が健闘、オイルが株式でいうところの仕手系ならメタルは内需系のような側面も持っており比較的息が長い。

今日はPGM系出遅れのパラジウムがストップ高まで買われたが、これ等月足を眺めていた向きには一番買い安心感があったかもしれない。

破綻したファンド騒動に揺れていた時期もあったがあれから相場も休養充分、別な背景で物色される時期に回って来るなど時の流れを感じる。


現行法

:先月中旬に懸案事項として触れた純資産額規制比率について、本日各主務省は概ね先の改正要望について対応が可能との考えを明らかにした。

自己の相関係数等については通常の各社自己規定においても殆どがこの流れを汲む解釈となっており、こうした算定見直しは自然な流れといえる。

名目はリクイディティーというものを持って来たが、これらけっこう取引員に取ってみればナーバスな部分であり両者均衡点を探る動きは今後も続くか。


立冬

本日は「立冬」、二十四節気の一つで暦の上では冬である。

これを境に冬めいてくるとは言うものの本日の都内は再び半袖が散見される等暖かい気候に包まれた。

そんな状況であるからTOCOM灯油も、週明けは下放れからダメ押しの暴落商状となった感じであるが実情、北日本でさえも暖房需要が付いて来ていない状態であると民間ディーラー勢は諦めの弁。

既にシーズン前に高値を買い切ったバブル崩壊には気候までも加勢し未だ底が見えない状態である。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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