先週はTOCOM銘柄が貴金属も新たに参入しストップ高のパレードであったが、一転週明けは7銘柄ほどストップ安交じりの崩落商状となっている。
東京金も全限がストップ安となったが、歩調を合せて今月から上げに拍車が掛かった別子こと住友鉱はそんな中でも約9年ぶりに4桁乗せを静かに果している。
政策的な背景に明るい向きはこうした部分を逃さず先物とのパッケージを抜け目無く組んでいるが、この手は双璧の石油等にもいえまだまだ現先双方終焉とはいえない部分もある。
連休の谷間の本日、TOCOMは大半の銘柄がストップ高となり活況であった。そう遠くない時期に来ると誰もが思っていた主力「金」のストップ高を始め貴金属がいよいよ始動、金は14年ぶりの高値、白金は19年ぶりの高値というから尋常では無いがそんな折に商品指数連動型の外国投信を販売する向きも出てきた。
8月には投機醸造としてこれらベンチマークにされる旨コメントした事があったが、今後もこの手が増殖してゆくのは間違いのないところである。
本日の取締役会で日ユニコムは日産証券を買収する方針を決定したと発表した。余談ながらここは既にセンチュリー証券を傘下に持っているが、同社同様に日産証券も仕手全盛の頃にはその手口が関係者に可也注目されていたものであった。
業界には次の展開を図るべく証券業に進出急の第二ステージ場面ともいえる動きがこれ以外にも水面下で窺えるが、やはり金融路線は人脈がキーとなって来る。
何か内側の構造は時々証券不況時の逆のパターンを見ているかのような気にもなってくる今日この頃である。
ここ数ヶ月は広義の証券関係者から商品業界再編に絡む話がほんとに多く入って来る。直近ではゲームのアエリアと業務提携した取引員があるが、時事のインタビューに同社会長が「後強引な買い占めに対抗する手立ては講じた」となにやら穏やかでないのもポイントだがまだまだ色々ある。
株価の方も上昇する物、下落する物と様々だが株式オンラインレターの方では業界関連で怪しいとしてこのアエリアを取り上げ、連日計りが効いている格好である。
ゲームといえば未だ他もこのパターンになりそうなものもあり、関連する企業の株価には要注目である。
他もそれなりに動いてはいるがやはり石油関係の前には影が薄くなってしまう。
これは内外共に言える事でNYMEXは天然ガス先物に続いて昨日は原油や製品先物の証拠金引き上げに動いた。
あちらは日本とは違い何でも機動的な対処をするので、それこそガソリン等は凄まじい状況となっているがこれがマーケットとして健全な姿だろう。
ともあれこんな状況であるからCRB指数も25年ぶりの高値を付けるのは自然な成り行きだが、正に8/11付けでコメントした通りの現象となっている。