短期受難

日経平均は昨日で東証一部時価総額が6月8日以来約3ヶ月ぶりに500兆円台を回復することとなったが、本日も米早期利上げ観測後退を受けた円高から反落となったものの、それでも日銀によるETF購入期待で後場からは底堅い展開となり17,000円大台を維持しての引けとなった。

最近の相場は何かにつけてこの日銀ETFの思惑が付いてまわるが、直近のレバ系ETFの売買代金の少なさも本日の日経紙にも出ていたが日銀ETF買いが影響し短期志向のこの手の投資家の一寸した障壁になりつつあるようだ。

以前は野村アセットが新規設定を停止するほど個人マネーを吸い上げたものだが、日中のボラも薄く小幅な往って来いが目立ってくるとその構造上元指数比でパフォーマンスが落ちてしまうのは否めない。本来ETFは長期向けなものの、レバ系への傾斜が鮮明な本邦は投資家の短期嗜好が顕著に表れているか。


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