今年の経営者予想
毎年恒例で年の始めには日経紙にて「経営者40人に聞く」景気・株価2012年私の見方とした特集が組まれているが、昨年同様に今年もこれに触れてみたい。去年は一昨年の各氏のハズシ具合を暇つぶしがてらザッと挙げてみたが、昨年は東日本大震災含め未曾有の事態が次々に起こったということもあり例年同様にこの辺を検証することに意味も無いので今年は割愛。
さて、今年の総括としては昨年を踏まえ突飛な見方が出るわけでもなく日経平均高値予想平均が昨年比1,825円安、そして安値予想は昨年比1,525円安とそれぞれ切り下がっている。個別の有望銘柄については毎年常連の信越化学工業始め、今年有望銘柄1位になったコマツやトヨタなど昨年は逆にカラ売り銘柄としてなかなかのパフォーマンスを上げてくれた銘柄となったが、今年もちょっと上がったところはどんどんカラ売りしたいと思う銘柄がある一方で、本当に上がりそうなものが3銘柄ほどあるなというのが個人的な意見。
ところで昨年の末尾は「まあ、多分来年もまた国内大手証券会社の社長連中は、必ず年初安に年末高の予想を挙げてくるはずなのでもしそうだったら笑って欲しい。」と纏めたが、果たして営業政策上今年も大和・日興共にお約束の年初安・年末高の予想コメント。他にコンサバ系の企業社長もこれに右へ倣えといった予想だが、来年もまた連中の判で押したような相場観が載るのは想像に難くないか。