匠の技と昇華

さて、大手百貨店ではセールも終りこの時期になると開催されるのがワールドウォッチフェア、ちょうど1週間前に終ったが今年も案内を頂いたので三越ワールドウォッチフェアに過日行って来た。

だいたい毎回見たい物は決まっており、昨年であれば時計ではなかったのだが「カランダッシュ・1010Diamonds」の特別製作モデル、更にその前であれば「ショパール&山田平安堂の漆と蒔絵シリーズ」の作品等であったが、今年は「ハリー・ウィンストン・プルミエールフェザー」である。以前よりこのダイアルを担当したフェザーアーティストのネリー・ソーニエ氏には興味があったのだがはたして実物は圧巻、フェザーもここまで昇華出来るものかと改めて感動であった。

ところで一昨年のこの会場では中国人客もメイン層と捉えそれこそ通訳スタッフが会場の彼方此方で見受けられ、実際其れなりの顧客が思い思いの品を手にとっていたのが思い出されるが、少なくとも私が訪れた日にはこの手の顧客は全く見当たらず心なしか例年より閑散とした雰囲気も感じられた。中国景気も失速感がいわれる昨今、あの「ヴァーチュ」のブースも消えこんな一角からもその片鱗が読み取れる感もあるか。


関連記事

この記事のハッシュタグに関連する記事が見つかりませんでした。

最新記事

カテゴリー

アーカイブ