辰巳天井後編

皆様、新年あけましておめでとうございます。

ここ数年何処でも初商いは堅調傾向が続いているが、今年も例年通りの堅調というより景気のいい暴騰発会。初商いといえば日経の春秋にも書いてあったが、築地のマグロもとうとう億の大台に乗りなんともこちらもバブリーなスタートとなった2013年である。

今年は「辰巳天井」も後半ということでこの年末年始の爆騰を見ているとますますこのアノマリーもシナリオに沿って動いているなという感じがしてくるものだが、このジンクスを破れるか否かはやはり金融緩和強化はじめとした、所謂相場が先喰いしてきた部分が現実のものとなるかどうかだろうか。

相場といえば周知の通り、1月1日付けで東京証券取引所グループと大阪証券取引所が統合し、JPX(日本取引所グループ)が発足している。この経営統合によって株式売買代金ランキングでは世界第3位に躍り出ることになるが、デリバティブでは17位と大きく下がる。そんな訳で同所CEOはデリバティブ市場のテコ入れが急務との考えを折に触れ表明しているがこれに絡んではやはりコモディティーが気になるところ。

この辺に関しては対象を従来の株式や債券等に加え商品先物等にも広げ海外取引所との提携も視野にともしているが、総合取については「文化」の違いが大きくまだ時間がかかると漏らしている。一方でTOCOM側は今年半ばか遅くとも年内には結論を出すと明言しておりこの辺がどういったランディングになるのか引続き注目事項となる。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。



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