最後の掻き入れ

さて、今朝のTV番組では福岡県直方市のふるさと納税の返礼品が大幅に遅れて寄付者に届かず市に抗議が殺到し市の担当者が涙ながらに謝罪会見している旨の様子をやっていたが、どうやらその問題となっている返戻品にはアップル社製のタブレット類や人気家電のバルミューダ社製品が充てられていた模様だ。

結局今月中に届けるメドの立たない品については製品価格相当のギフト券を寄付者に送る対応を急遽決めたようだが、総務省からの通達を前に捨て身?の掻き集めで勝負に出る自治体の影にはやはりそうした期に乗じて最後の稼ぎを目論む魑魅魍魎な仲介業者の存在もある。

総務省の琴線に触れるような人気家電の類を敢えてこの期にバラ撒いて寄付を掻き集めるのは上記の通り駆け込み以外の何物でもないと思うが、寄付者の方も詐欺だと激しい抗議や問い合わせが殺到している様を見るにやはり日本の寄付文化は本来のそれとは違う特異性を持っているのは明らかであるか。


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