OPECガス版

昨年秋口に市場を席巻した話題にヘッジファンド「アマランス」の巨額損失の話があったが、その対象からかにわかに天然ガスが注目された経緯がある。

ところで天然ガスといえば昨日ロシアの安全保障会議書記はイランのハメネイ師と会談した折、エネルギー分野での協力を強化するプーチン大統領の親書を渡しているが、この際イラン側は両国の協力の下でガス版のOPEC発足を提案している。

同商品でロシアは埋蔵量第一位、とりわけガスプロムのような市場独占企業の存在は国内外のエネルギー産業への影響力を保ち続ける脅威であるが、外交の武器にエネルギーを使い始める脅威がまた静かに進行している感がある。


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