外国産に回帰?

この三連休の中日は「土用丑の日」であったが、猛暑に休日も重なり何処も老舗界隈ではそこそこの人出で盛況であった。この土用丑の日といえば昨年は、「街中の有名ドコロの老舗にはマトモ?な鰻を確保したい向きがズラリと行列を作っていた」と書いたのを思い出す。

記憶に新しいところで当時は有害物質混入やら、未だにモメている産地偽装の影響やらで中国産が極端に敬遠された経緯があったからに他ならないのだが、今年は景気悪化の影響で逆に国産の半値水準という中国産の引き合いが強くなっている現象が起きたという。

とにかく値段の安さの前にはどうにも敵わないというところだが、つい先日も本マグロが3割下がったとか和牛が約2割、はたまたマンゴーなんぞは4割も安くなったとか大手紙に出ていたが、これらの数万円クラスならともかく相対的に安価な鰻でも数百円の安さへ流れるものだなと改めて認識。

とは言っても直近の日経紙あたりの調査では海外産に対する目は依然厳しいとの結果が出ている。外国産食品の購入回帰とはいっても、そこには食の安全を求める消費者のニーズに対応するというのが前提となるだろうか。


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