消去法的

周知の通り、民主・国民新両党連立の菅内閣が発足の運びとなった。早速各識者や経済界トップからは次々に要望が出されているが、まあ毎度布陣をみる度にホントにこの国の首相はコロコロと変り長続きしないなとつくづく。

政治の話にはあまり触れたくないが、マニフェスト破りから新首相決定のプロセスまで野党時代に散々非難していた項目をそっくり見事に再現している様を見るに付け、政治不信がまた一層浸透し、国民を納得させるのは極めてシンプルながらもう黙って結果を出すことくらいしか残っていないだろうなと。

ところでこれらを受けてマーケットの方はどうだろうか?よくいわれるアノマリーでは新首相誕生直後では株価が上昇し易いとされ、今回も「閑散に売り無し」の「閑散」を「菅さん」に置き換えた相場格言の造語が市場関係者にも飛び交った。個別でもまたこれらを買う動きがあったり、相場誘導の舌禍?がある氏だけに一時は円売りもあった模様だが、この円の基調も結局は消去法的要因といわれて久しい。

この円相場同様に長続きしない首相誕生の背景も消去法的な要因ばかりというのもなんとも情けないものだが、まあ問題山積みのこの期の発足なので市場参加者が為にするという意味ではいろいろとまた使い道もあるかもしれないなと。


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