228ページ目   雑記

今年のダボス会議

昨日からスイス・ダボスにて世界経済フォーラム年次会合、所謂ダボス会議が行われ昨年のポプュリズム台頭の背景から今年のメインテーマはリーダーシップとは何かとなっているが、今年は中国の習近平国家主席が中国トップとしてはじめてダボス会議に参加している。

注目された同氏だが、明確に保護主義を反対する姿勢を表明しトランプ次期大統領の保護主義的な政策を念頭に「貿易戦争では共倒れになる」と警告、自由貿易の重要性を主張した旨が本日の日経紙国際面にも載っていた。

この辺に絡んでは年明けに政治リスクの調査会社ユーラシアグループが今年の世界の十大リスクを発表しているが、挙げた二番目には「中国の激しい対応」とある。中国は秋の党大会を経て同氏は二期目に入るが執行部人事では最高指導部が大幅に入れ替わる予定となっているが、はたして今年のリスクの震源地になるのか否か今後も目が離せない。


存在感

昨日は日銀によるETF買い入れの官製相場について触れたが、本日の日経紙マーケット面には「ETF、個人が売り越し」と題して、16日に東証が発表した先月のETFの投資部門別売買動向で個人投資家が3ヵ月連続で売り越しとなり、その売り越し額は昨年7月以来の大きさとの旨が載っていた。

ETFといえば日銀の買い入れ枠倍増による増加はもとより個人もレバレッジ型人気も加速しており、東京市場の純資産残高は売買代金と共に先月に初めて20兆円を超えて公募投資信託残高の2割を占めるまでに至るなどその存在感は急速に高まってきている。

レバ系やインバース、コモディティ系など短期志向のモノも人気が高まってきているが、先物との組み合わせ等選択肢の広がりも目覚ましい。日銀がETF買い入れ倍増を打ち出したころ東証では100万人超の保有者増加目標を掲げていたが、リクイディティーが安定してきている商品も順次拡大しつつありその日も近いか。


官製ETF

本日の日経紙・エコノフォーカスには「円・株 弱〜い連動」と題して、これまで約10年の間足並みを揃えるように動いてきた円相場と株価の連動がにわかに弱まってきている旨が載っていた。これを生み出した要因としてやはり需給面から日銀によるETF買いも挙げられていた。

周知の通り日銀は昨年夏にETFの購入額を約2倍の年間6兆円へと増額させ、株安の要所要所で買い入れ支えてきた経緯があるがこの辺から相関性が薄れてきたのは否めないところ。同時にこの辺から日銀トレードなるモノも横行し、日銀保有比率が高い銘柄群も公表されるようになってきたが企業統治の絡みでもいろいろと物議を醸し出している。

また高寄与度銘柄の浮動玉の吸い上げはリクイディティーにも変化をもたらし、更に上記の日銀トレードに絡み短期筋の裁定が更にNT倍率の歪みにも拍車をかける等々弊害も表面化してきた。今後も保有比率の高まりは想像に難くないが、金融緩和のイグジットを見据えた場合売却等どういった着地にもってゆくのかこの辺はまだ未知数である。


ビックリ十大予想・2017

さて年が明けると一昨日に当欄で取り上げた日経紙の「経営者が占う今年」の特集と共に米投資会社のバイロンウィーン氏の「十大予想」も一部で話題になる。当欄でも2014年と2015年の年初に取り上げた事があったが、自称的中確立50%とはいうものの昨年は無難なところが幾つか当たったといったところであった。

というワケで今年はザッとしたところで円が1ドル130円に、ポンドは1.10ドルへ下落、人民元は1ドル8元に下落、WTIは大部分の間60ドル割れの水準で推移、S&P日500種は12%高、日本の実質成長率は数十年ぶりに2%を超え日本は年間の株価上昇で他の先進国をリード、そして欧州にポピュリズムの広がりとも触れている。

前にも書いたが、大方のアナリスト等という輩はある程度のレンジを移動平均に絡めたような横並びの無難予想を謳うが、一方でビックリ予想というのは可也乖離した設定にするだけに当たった時の話題性があるというもの。

昨年は前述のようにブレグジットやトランプ候補の勝利などビッグイベントにおいて番狂わせが続出し、氏もポピュリズムの広がりを予測している通り今後もこれが世界を席巻し常識崩壊の傾向が続くとなれば乖離した設定部分に抵触する率も高くなり、ビックリ予想も次第にそのビックリ度合いの新鮮味が薄れる傾向になってくるかもしれない。


6年連続

さて昨日は東証大発会にも一寸触れたが、本日はもう一つ同じ中央区から恒例のマグロの初セリが行われた。マグロの初セリといえばもう「すしざんまい」の喜代村が代名詞のような存在になっているが、果たしてというか今年も同社が競り合いの結果一匹7,420万円で競り落とす結果となった。

あの幻の1億円超えの最高値から数年は続落歩調を辿り昨年は反発といった感じであったが今年は大幅続伸、上記の1億円超えに次ぐ2番目の高値が付いた。その理由として今年は回転ずしチェーンの元気寿司が参加を表明し、また「築地すし好」も参戦し共に競り合った背景があったのは間違いのないところだろうが何れにしてもPR効果は依然として健在か。

他にも大幅続伸の材料として入荷が絞られてきている事情も指摘されていたが、これ以外は割安となるなどマクロでは消費落ち込みが浮き彫りになったかっこうか。しかし昨年の同時期には当欄で「〜この初セリも今年の豊洲移転に絡んで見納め〜」と書いたものの、結局今年もまたこの地で初セリが行われる事になり各所も様々な想いでこれに臨んだのは想像に難くないか。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

カテゴリー

アーカイブ

2025

4

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30