429ページ目   雑記

三セク

本日たまたま打ち合わせの途中に出された菓子が夕張メロン云々と謳っていた為に、その方向に話が暫しズレたのであったが周知の通り第三セクターが直近でパンクの憂き目に遭っている。

何十年かかけて再建とはいうものの、増税やらリストラやらで当初目的の過疎対策が逆目に出た典型ともいえるが、株主責任ならぬ住民責任は些か納得できない向きも多い事だろう。

昨今地方自治体の賄賂政治や小判鮫の如く関連業者が魔女狩り的に騒がれているが、こうした事業で甘い汁を吸った業者責任は闇に隠れる事が多く透明性が今後課題に問われる事になろう。


山王下からの眺め

さて時代を築いたホテル閉鎖が続くが、本日付けで再開発の為に40年以上もの営業に一旦終止符を打つのは「キャピトル東急ホテル」である。

ご存知、旧東京ヒルトンホテルで契約切れの84年に現在の同ホテルになってからも、その場所柄非常に政治色の強い様々なシーンを見せてくれた点で他のホテルとは違う独特のカラーを持っていた。

一般の視点でも政治は遠い世界ながら人気のあったブッフェや地下の店にはファンが多く、特に理容店や神業とも謳われた靴磨きは非常に有名であった。

また優秀なホテルマンもここが母校というパターンが多く、次期リニューアルでもこうしたテイストを継承してくれるのかどうか期待したいところである。


三の酉

ついこの間まで夏の行事が入れ替わり立ち替りあったと思えば、本日はもう酉の市である。

今年は御存知のように本日の三の酉まであるのだが、酉の市のこの期にそぐわない陽気で三の酉の火事話もかすれてしまうほどの暖かさであった。

この辺に関しては暖かい日が続いて鍋物需要低迷とかでハクサイを潰す旨の話も何処かでやっていたが、昨今ほんとうに異常気象が顕著になって来ているのを肌で感じるようになったと思う。

上記の件もそうだが度々触れている天候デリバティブ等は、正に機運が要求している商品になってくるのであろうか。


NYMEX上場

ちょうど1ヶ月くらい前のCBOT買収話の折に次に気になるとして触れたNYMEXであるが、NYSEに週末上場したNYMEXホールディングスの初値は120ドルと実に公募価格の59ドルから約2倍となる好人気であった。

一昨年のCBOTホールディングスや昨年のNYSE上場に続く今回の上場であるが、終値からの時価総額は約120億ドルで、これは本日ナスダックが買収の再提案をしたロンドン証取をも上回る計算となる。

軽く4億ドル近くの資金調達に成功した同社の行方は、依存型から攻勢に転じるか否か注目されるところ。


酷税

さて今週の大手紙には政府税制調査会次期会長が、法人所得課税の実効税率について欧州並みに引き下げるべきだとの考え方を示していた。

確かに言われるままに泣く泣く法人税を納めていても、他で外資誘致と称してわが国の半分以下に設定している国を見ると自然な成り行きで飛ばしたくもなって来るが、こうした絡みで訴訟事例を見ていると同情と同時にその無駄がクローズアップされてくる。

まあ欧州並みといってもバラツキがあり概ね30%台半ばというところに落ち着くのだろうがそんな程度でも2兆円越えの大規模減税、兎に角何処と比較しても高すぎる現状は早急に見直して欲しいものだ。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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