財政規律回復への道のり

本日も日経平均は大幅続落し3月の下落幅は過去最大を記録している。さて下落が目立つといえば外為市場でもドル円が昨日は160円台半ばとなり約1年8か月ぶりの安値を付けている。一昨年の夏にこの大台を超えた際には巨額の介入が実施されたものだが、同水準になってきたことで毎度の通り財務官は「~そろそろ断固たる措置も必要になる~」と介入示唆の発言で市場をけん制している。

しかし一般報道ではドル円の露出が多いものの、今年に入ってから“強過ぎる”対スイスフランでは史上最安値を更新、対ユーロでも同通貨発足後の最安値を更新、また対豪ドルでは36年ぶりの安値水準、そして対人民元でも本土外市場での最安値を更新とレートチェックやら協調介入やらが縁のない通貨に対してもクロス円市場での記録的な円安が粛々と進行している。

斯様な円安に対し冒頭の通り“応急処置”として為替市場への介入が挙げられるが、日銀も金融正常化に向けて先週から経済や物価に関する新指標や推計値を相次いで発表しており、マーケットでは追加利上げに踏み切る為の環境整備との見方も一部出ている模様。ただ昨今の物価上昇を鑑みるに、思い切った利上げをしないと実質金利のマイナス幅は拡大しこれまた円の価値向上はおぼつかないということになりかねないだけに今後の難しい舵取りが注目されるところ。


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