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REITへの波及

さて、2020年の東京五輪開催決定で株式市場ではその関連銘柄が乱舞し漸く一寸一服という具合になったが、REIT市場もその関連地域のオフィスビルに特化している物や稼働率改善期待からホテル系にも波及し、加えて直近ではFOMCで量的緩和政策縮小が見送られたことによる長期金利低下も寄与しこちらも先週は4ヶ月ぶりの高値水準まで回復してきている。

市況の上向き期待も勿論ながら、確かに三菱が仕切る大手町など大規模ビルの建て替え計画が粛々と進行し、直近でREITを上場させた星野リゾート等の異色?の存在も進出予定となっているなど国際都市として新たな変貌を遂げようとしているところがポイントになっている。

とはいえ個別モノはPERベースでみればカラを誘い易い水準まで既に来ておりその辺の需給を上手くテコに出来るかどうかというところが今後はポイントになってこようが、REITの場合分配金利回りが下に控えている分支えになりこの辺がまたはこう色になってくる構図になるか。


懲りない

本日の日経平均はFOMCでの金融緩和縮小見送りを受けた米株高を受けて大幅続伸、個別ではリニア高速鉄道停車駅決定を受け着工期待からこの関連が値上がり上位に顔を出す中、この米金融緩和継続による金相場の出直り期待から別子こと住友鉱もこれに交じって久し振りの急伸を見せていた。

ところで金といえば、先週末には千葉で金無垢の浴槽を売りにしていた某ホテルでこの浴槽の一部が切り取られ金が盗まれた事件の報があった。これを聞いたときにすぐに思い出したのだが、ここは数年前にも系列のホテルでこれが浴槽ごと盗まれる事件を起こしておりこれで二度目である。

この浴槽、田中貴金属工業製で金の部分が50kgというが、こんな代物を常時目の届かないところに設置できるのも平和な日本ならではか。辛うじて過去の経緯から出入り口には防犯カメラを設置していたというが、まさにお騒がせである。とはいえ初競りでマグロに1億以上も投入した某社の宣伝効果よろしく、其れなりに懲りないなという表面上の問題だけでは片付けられない背景があるとするのは些か邪推だろうか。


お墨付きという常套句

本日の日経紙マネー&インベストメント・安心キーワードには投資詐欺を見抜くと題し、ファンドに投資を募る業者が「第2種金融商品取引業者」、「投資運用業者」等の登録をしてあっても玉石混合で、登録や届出を強調して勧誘する業者には安心できないとし注意したほうがよいとしている。

最近ではやはり米金融業者のMRIインター事件が話題であったが、同社など監督・検査は地方財務局が担当、大手証券などの金融庁管轄と異にしている。この証券等も地場のようなところになると所管は地方財務局となっており、まさに同所は様々な形態が集結し上記の監督等手薄になり易い構図にもなっている。

上記登録以外にも「適格機関投資家等特例業務届出者」なる物もかつては魑魅魍魎な連中がよく隠れ蓑にしていた時期もあった。というワケでココも最近では漸くというか問題視されるようになってきたが、一方では過度な強化は真っ当な業者の壁になるとの指摘もあり自由と排除をどう両立させてゆくかこの辺が課題になる。


優等生の構図が変わる?

本日の日経紙企業面には鶏卵生産で国内最大手のイセ食品が、中国企業と年内にも合弁会社を設立し中国で最大となる養鶏場を建設する旨が載っていた。さてこの鶏卵といえば養鶏農家の生産調整と猛暑の影響で、指標品の卸値が7月中旬に比べて約4割ほど高くなっている旨も先週報じられていた。

とはいえ店頭での鶏卵全国平均価格は7月比で3円高にとどまるなど小売価格自体の上げ幅は小さくこの辺はさすがに「物価の優等生」といわれる所以である。但しメーカー等は卸値高騰に品薄も加わり原料確保に苦慮しているのが現状で、輸入シフト問題等絡めて末端価格への影響も懸念されるところ。

「物価の優等生」といえば先週取り上げたヤクルトも20年以上にわたって価格を変えていないことからやはり同様の位置づけにあったものだが、前述のとおりの値上げ表明でついにこの構図も破られることになる。オリンピックの開催が決まったことで資材含めた関連コストの高騰も株式市場は早くも先取りし始めておりインフレもヒタヒタと始動の気配か。


五輪相場

週明けから取り上げているが、今週のマーケットはまさに五輪一色となっている。東証一部で見れば週明けには17銘柄がストップ高まで買われ、翌日にはこの中からの連続ストップ高も含めて8銘柄がストップ高、当然ながらその勢いで年初来高値更新組もありまさに破竹の勢い。

これらで中心になっている建設ポストは万年低位に放置されていたものが多く、出番も大地震発生の時くらいしか大化けの機会も無かったものだが、この数日間同ポストの体感温度としては日経平均上昇の3倍くらいの感触ではなかっただろうか?何しろ昨日の日経紙にも書いてあったが、ゼネコン大手4社の売買高が週明けから2日連続であのバブル期の記録を上回ったというからその活況ぶりが窺える。

こういった相場になってくるとデイトレ組に交じってかつてのウォーターフロント相場等で憶えのあるベテラン外務員も元気が出てくるというものだが、連想の機転というか引き出しという部分では彼らが長けておりここ数日の商いには久し振りに貢献したのではないか。

しかし、株価の活況を横目に現実問題としては復興需要も加味した人手不足問題が伸し掛る。株の方はここ数日の取り組みで逆日歩組も出てきた事で折に触れ蒸し返しの循環物色は暫く続こうが、その宴が終わった後にはこうした問題と向き合わなければならないのは想像に難くない。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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