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時代の変化

東穀取は本日の理事会で横浜商取からの来年合併の申し入れを受け入れる事を了承した。

合併比率は言わずもがなといった感じだが、かねがね関係各位より要請の出ていたリクイディティーが機能していない商品の引継ぎをどう処理するのか注目される。

100年以上の歴史を誇るといってもトップ自ら「時代の変化」を認めている状況下、3末の決算で主力どころが数億円の未処分余剰金を確保する中で、同取引所の1億3千万近い赤字はそれなりの結論があって然るべきであろう。

コメ上場問題が別な意味で利用されなければよいが何れにせよその去就は興味のあるところである。


循環物色

活況を呈したオイル関係が今ひとつ盛り上がらないTOCOMであったがお約束のようにメタル関係が健闘、オイルが株式でいうところの仕手系ならメタルは内需系のような側面も持っており比較的息が長い。

今日はPGM系出遅れのパラジウムがストップ高まで買われたが、これ等月足を眺めていた向きには一番買い安心感があったかもしれない。

破綻したファンド騒動に揺れていた時期もあったがあれから相場も休養充分、別な背景で物色される時期に回って来るなど時の流れを感じる。


現行法

:先月中旬に懸案事項として触れた純資産額規制比率について、本日各主務省は概ね先の改正要望について対応が可能との考えを明らかにした。

自己の相関係数等については通常の各社自己規定においても殆どがこの流れを汲む解釈となっており、こうした算定見直しは自然な流れといえる。

名目はリクイディティーというものを持って来たが、これらけっこう取引員に取ってみればナーバスな部分であり両者均衡点を探る動きは今後も続くか。


類似品

昨日に続いて小幅続落となった本日の株式市場であったが、その売買高は活況を呈し東証一部の45億株は過去最高を記録する事となった。

過去立ち上がりで凄かったのは新日鉄を始めとする鉄鋼系が様変わりの腰の軽さを見せた時であったが本日は正にこれの再来、新日鉄の約4億株も凄まじいが住金はそれをも上回る5億株超で39円高と値上がり上位に位置するのも驚きである。

この手の商いを作る背景にはデイトレ勢力の存在が大きく影響しているが、なにかこう見ていると金のディーリングそのもののような感覚に陥る。


立冬

本日は「立冬」、二十四節気の一つで暦の上では冬である。

これを境に冬めいてくるとは言うものの本日の都内は再び半袖が散見される等暖かい気候に包まれた。

そんな状況であるからTOCOM灯油も、週明けは下放れからダメ押しの暴落商状となった感じであるが実情、北日本でさえも暖房需要が付いて来ていない状態であると民間ディーラー勢は諦めの弁。

既にシーズン前に高値を買い切ったバブル崩壊には気候までも加勢し未だ底が見えない状態である。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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