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あまり話題にならなかったが先のロンドン同時多発テロの株価への影響で幾つかのヘッジファンドがかなりマズイとの話も出ていた。
この手では米自動車双璧の格下げによって純資産が急激に目減りし危機説が出た春先が思い出されるが、今こうしてヘッジファンド懸念が直ぐに取り沙汰されるようになったのは、今迄参入しなかった性格の資金が大量に流入しその存在が急速に巨大化してしまっているからに他ならない。
様々な要因で氾濫した弊害が今後クローズアップする懸念も当然出て来るか。
東穀取の役員や会員メンバーが欧州訪問し、先物業界関係者と交流して来た旨の記事を時事で見たが、歩みの遅いアジアマーケットでも一応関心は持って頂いている模様だ。
中の一文に「海外業者は、流動性があり、独自の動きをする商品に着目」とも謳ってあったが、実際のところは特異な体質を持つ取引所に関心があるのではないかとも思う。
この辺は数年前にパラジウムを絡めてコメントした事があったがまだまだ日本の市場は?特異?、外人勢は別なところで着目している。
さて本日は五節供の一つ七夕、七夕といえば柿本人麻呂始めとして万葉集にも100以上もの歌が詠われており、その歌もやはり天の川の織姫と彦星の美しい悲話を綴っている物が多いが、これまた他の節供よろしく元は中国から来た物。
一方で七夕の呼び方は機織りした布を祖霊に祭る棚機つ女の行事から「たなばた」としているらしい。
日本にあったこの話しと中国伝来の話が織る女という事で融合し読み方共々今の形になったらしいが、久し振りに歌も幾つか眺めて見るとけっこう和むものである。
活況な商品を横目に今ひとつパッとしない株式市場であるが、そんな中でも本日目立ったのが極東貿易のストップ高始めJASDAQからは3ケタ台のカワタがザラバ146円高まであって連日年初来高値更新である。
もちろんこれらの現象は5/16付けでも触れた投資顧問会社に拘る前日付けの大量保有報告に刺激された物だが、いやはや派手に物色されている。
明日も提灯人気が続けば格好の利食いの受け皿にされそうだがまあそれも相場、既に高額納税ニュースの後からコツコツとこの関連に分散投資していた向きは地道な努力が実ったという事である。
石油製品の高騰が依然として目立つTOCOMであるが、本日はゴムも全限一代の高値更新とその勢いが凄まじい。
教科書通りの絵に描いたような逆鞘出世だが、毎度ながら商品は鞘が作らせる売込み型になると嵌ってしまうパターンが多い。
株式の場合同じ売り込みでもオルタナティブ系の運用残が勘違いされて、踏み上げが起こらない踏み上げ期待などされてしまう事もしばしばあるがその点、商品は判別がつき易い分より親切ともいえるか。