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投機資金が一部為替に流出との思惑で原油も安い展開であったが、株式も急落と冴えない展開。以前に比べて今年は目立った逆相関にはならず夫々の動きだが、権利配当付き最終週が陰線だっただけに本日の下げも仕方無しというところか。
原油価格下落が好感されると見るアナリストも居るが近年の場合、原油とインフレの関係をどう解釈するかで成果が二分される感じもする。
さて週末から開催されている愛知万博だが、開幕後初の日曜日も客足は今ひとつという事らしい。
それはそうと今日は飲食物の持ち込み禁止は抱き合わせ販売にあたり独占禁止法違反であると弁護士が公取に告発したという一件があった。些細な事であるが深く読むとなかなか核心に迫る事例でもある。
所謂博覧会というのはそれこそいろいろな背景が絡んでいるものであるが、日々表面のみ伝える紙面からそれを拾うのは至難の業である。
本日の日経には昨日発表された2005年公示地価が二部として折り込んであったが、既に底打ちから投機化している部分も散見される中で「下げ止まり傾向の拡大鮮明」と謳われてもかなりの違和感を覚える。
という事であまり参考にはならないと感じるが、とは言っても今月上旬から特にストップ高交えて賑わった土地持ち銘柄群は、この発表に照準を合わせて相場形成していたのだからそれはそれで大いに利用されたか。
その対象銘柄が多くいちいち挙げられないが、ホワイトデーの日に1億株の出来高をこなしたテアトルは本日280万株と約35分の1まで商いが縮小し当然株価も連動して冷えている。 宴の後の・・。
最近暫く見なかったが、久し振りにIPOモノから株価1,000万円を見た。ゲームのガンホーオンラインがそれだが10日の初値420万を考えればなにやらヤフーが公開した当時を彷彿させる。
いずれにせよ約二週間で株価倍増であるからけっこうな化け方だが、これがトリガーになったのか一足先に上場していた同業のアエリアも急伸、また業種は変るが本日上場のリスクモンスターは気配値だけで公開価格の倍まで上昇するも値付かずで終了、人気が沸騰している。
何故かヘラクレスの熱さが目立つが、さて来月のトレイダーズ証券はどうだろう。
週末には両主務省が、5/1施行の改正商取法に基づく取引員資格を先ず30社に付与したとの報があったが、とりあえず第一陣という事で順次資格を付与していくのであろうが、たまたまというか一陣に名が挙がって来なかった部分について思惑めいた話も一部にはある。
噂が錯綜しているが同時に世間の思いもよらぬ処から現実味を帯びて来る話も在り暫く目が離せない。