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KGB系

他商品安の影響もあって主力の石油系も内外で続急落であったが、石油といえば昨年末頃大統領と共に社長も来日した露国営石油大手ロスネフチがIPO実施の意向を週初に表明している。

当初、同ロスネフチと世界最大の天然ガス企業であるガスプロムを合併させ、国家一元管理を目指すものの種々の利権争いから破綻した経緯があるが、元々があのユコス主要子会社資産を擁している同社に株式取得の際には融資筆頭がG・Sであったりと色々と思惑が伝えられている。

兎も角今回は規模的にはあのNTTドコモや伊エネルに次ぐ一兆円以上になる模様で世界三番目、他国の同社株式に対する食指も気になるところである。


公向け

本日の株式市場は今年最大の下げ幅を記録し、これは実に2001年の同時多発テロの影響を受けた時以来の下げ幅。

後場からの一段安は最近よく先物売りに使われるインド株の影響もあったのだろうが、新しいところでは日銀総裁が村上ファンドに資金拠出していた事を材料に叩かれた感もある。

何か事がクローズアップされると出せる範囲では斯様に些細な事でも出して来るが、以前も書いた事があるように一部の本当に美味しいファンドは一般はなかなか触れる機会がないものである。

枝葉で通常は表面に出て来ない物が炙り出されるのも当事者連中には迷惑な話だろうが、インサイダー取引規制同様に魔女狩りはあってもこの手はまず無くなる事はないと思う。


音声対応オンライントレードの特許を出願

音声対応オンライントレードの特許を出願。


●音声認識ソフトってなに?音声認識とは、マイクなどを使って入力した音声をコンピュータによって認識し、その結果を文字として出力したり、音声に対応した操作を実行するソフトです。

●音声認識ソフトがあると何が出来るの?
従来どおりキーボードやマウスでコンピュータを制御するだけではなく、マイクなどを通し音声で入力・コンピュータの制御が出来るようになります。

●音声で制御できるようになるとどうなるの?
音声のみでソフトウェアの制御が出来るようになるほか、キーボードやマウスなどの他の入力装置と組み合わせることによって、より効率的に制御することが出来るようになります。 入力作業がキーボードやテンキーを使うよりも容易になります。

因果応報

さて昨日は「金融商品取引法」が参院本会議で与党等の賛成多数で可決、成立した。

商品先物取引の場合は直接対象には含まないものの、今後を見て所謂不招請勧誘禁止も盛り込んだ13項目の付帯決議も採択となっている。

当業等の当用を全面に出して「産業インフラ」を盾に説明して来た経緯からは、別段これが導入される事への抵抗は本来まったく無くて当然な訳だが、論議の度に今度は一般委託者論が俄かに台頭する等変幻自在な反応である。

この件で日証協と日商協は夫々トップがコメントを出していたが、やはり受けるニュアンスは温かさが随分と違って聞えた。


デュレーション

本日S&P(スタンダード&プアーズ)が纏めたリポートによると、財政改革なしに高齢化が進むと日本国債の格付けはダブルBになるとの警告が為された。

現在から一気に急落という構図だが今回は証券試験等にも出題され易い社会保障費の増加が、政府赤字を急拡大させるというシナリオ。

別段こうしてクローズアップされなくとも例えて言えば国債は、大量の信用残高と不良債権を抱えた銀行株の如き存在に似ているが、貸借倍率がいいのか?あまり危機的に喧伝されていない。

そういえば少し前に騒がれた?2008年問題?は借換促進でもう何の問題も無くなったのであろうか?


タカ派

いろいろと物議の対象となっているバーナンキ氏だが、議会初証言では利上げ休止示唆というのがコンセンサスであったが、それの裏返しがそのまま出た格好になった昨晩であった。

商品相場も国内モノを除いては総じて本日は弱かったが、それ以上に「村上ショック」で灰汁抜け期待のあった株式市場は今度は「バーナンキショック」に見舞われた格好となった。

この期待感というのも厄介で今回の件も利上げ継続確定の手前だけに、織り込みにはどの程度時間を要するかは不透明、その過程でまだまだ株式・商品は思惑含みとなろう。


証取法第167条第1項

周知の通りインサイダー取引容疑で「村上ファンド」代表が東京地検に逮捕される事態となった。

そんな訳で前場は兜町界隈は関係者で随分とザワついており、記者会見は私も拝見したがいつも通りに弁が立つ姿に粛々と事が運んでいる様が窺えた。

正直このクラスで炙り出されるのであればまだまだ興味深い取引は幾らでも探せそうなものだが、これら当然そうなる経緯が存在するのでマトモに考えるだけ無駄か。

しかし最後まで阪急との統合に懸念を顕にする等、経営論については未だ訊きたい部分も多く批判以上に温い上場企業に緊張感を齎せた功績は大きいと思う。


利権

数週間前から監視員活動ガイドラインマップが地域毎に配布され注意喚起されていたが、いよいよ本日から道路交通法改正に伴う違法駐車の確認業務の民間委託が始まった。

狭い処に開き直りとも取れる停め方をされているとストレスを感じたものだが、これを機にこうした車輌は一斉に?溝浚い?をしてもらいたいものだ。

ただ一方でデパート近辺の文句なしに障害とはならないスペースは、当該デパート駐車場に30分以上もかけて入るのを考えると非常に魅力的な存在であり、上手く考慮してくれない物かと調子のいい解釈をしているのだが・・。

ちなみにこれらの関連では、またG・Sが「道路交通法改正バスケット」なるeワラントを今月から開始予定である。