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同時上場

さて昨年は提案状態であった東証とNYSEの業務提携だが、先月末にこれら合意で締結が為され、立て続けにCMEやLSEとの業務提携を急いでいる。

その柱にはETFの相互上場や金融商品の共同開発が含まれているが、この辺ではFUTURES PRESSでも既報の通り「金ETF」がやはり関心、「金ETF」といえば先月当欄でも採り上げたように先に大証が市場開設計画を出しているが、二大市場の上場という事になると其れなりの主導権争いも激化して来よう。

何れもリクイディティーの問題から来る地盤沈下やまた脆弱システム問題を抱えているが、昨今はこうしたドメスティックな枠を超えてもっと大きな課題を急いでいる。

何れにせよLSE・CME共に商品系は宝庫でその成り行きが注目される。


廃止基準

昨日だったか農水省は取引が低迷している試験上場期間中の商品の取り扱いについて、各取引所が夫々設計変更等で市場振興するのか上場廃止にするのか検討する事が望ましいとの考えを示している。

確かに忘却されているうちにも日々は通り過ぎ、本年から来年にかけて試験上場の期日を迎えるのが4銘柄であるが、申し訳程度の取組を東穀のミールが持っているだけで他は取組がゼロである。

この辺も時事が載せていた通り、いろいろなファクターがあったもののリクイディティーの問題で日々値付け商いのみでいったい何時まで続けるつもりだろう?

新興株でも相当マイナーな銘柄であろうと取組ゼロとは考えられないが、無理やりキャンペーン等を張るくらいなら、こうしたところの上場廃止基準を参考にしてみても良いのではないか。


暖冬ヘッジ?

立春は確かに過ぎたもののいやはや暖かい陽気、東京では17度弱であったが熊谷では19度以上になり4月中旬の陽気とか。

さてそんな中を本日札幌では雪祭りが開幕、こちらも暖冬で遠くは山間部から雪が集められたとの報道も目に付いたが、今年は大手でないところも雪祭り会場変更やスキー場の休止、様々な大会中止等々冬のレジャーもこの暖冬の影響で死活問題となっているところが多々ある模様だ。

こうした状況を目の当たりにすると先ず思い浮かぶのが何度か触れて来た天候デリバティブ、年末には「度々触れている天候デリバティブ等は、正に機運が要求している商品になってくるのであろうか。」としたが、さてどの程度の企業・団体に認識の変化が見られたのであろうか。


携帯端末版「Mobile Venus」に簡単ログイン機能を追加

Mobile Venus

Mobile Venus

フジフューチャーズは2月6日より携帯端末版「Mobile Venus」に毎回のユーザID・パスワードの入力を省略できる「簡単ログイン」機能を追加。手順に従って携帯電話の識別番号を弊社サーバ内に登録しておけば、次回以降、任意の暗証コード(数字4桁)を入力するだけで、スピーディーにログイン可能に。


▼簡単ログイン機能
暗証コード(数字4桁)を入力し、携帯電話情報を送信するだけで「Mobile Venus」にログインできる機能が「簡単ログイン」機能※1です。携帯電話の識別番号※2をあらかじめ弊社サーバ内に登録しておけば、次回以降、入力数の多いユーザID・お客様専用パスワードを省略することができます。

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適正規模

さて可也な勢いで資金が集まっている「ラップ口座」であるが、大手の大和筆頭に小口化の動きが出て来た旨をい大手紙が報道していた。

ちょうど時期的に団塊マネーの商戦にも熱が入る期でもあり、こうした動きも自然な流れではあるが何やらマル信が一部大口層だけのものであったときからの変遷にも似た光景がある。

勿論両者間は以って異なるものであるのは明白であるが、REIT始め売れ過ぎる投信もそのキャパの問題から岐路に差し掛かっている部分もあり、かえって機動的な対応商品となるかも知れずそれはそれで時代に則した物であるか。


USBメモリ版トレードプロの提供開始

TRADEPRO USBメモリ版

TRADEPRO USBメモリ版

タイコム証券では同社ホームトレードシステム「トレードプロ」のUSBメモリ版の提供を開始。

利用については同社口座開設済の方のみ、利用料は3,000円(送料・消費税込み、初回のみの負担)。


▼『USBメモリ版トレードプロ』利用開始のお知らせ
業界トップクラスのホームトレードシステム「トレードプロ」がUSBメモリになりました。
インターネットに接続してあるパソコンに差し込むことで、「トレードプロ」をインストールした時と同じ環境でご利用いただけます。つまり、ポケットサイズの「トレードプロUSB」を持ち運ぶだけで、そこがあなたのディーリングルームに早変わり!また、USBメモリ自体には取引履歴等の個人情報は記録されない為、万が一紛失した場合でも大事な情報が漏洩する心配はありません。

関西・中部の計8銘柄の新規建玉受託を2/28で廃止

スターアセット証券は2月28日をもって関西商品取引所の全銘柄および中部大阪商品取引所における一部銘柄の新規建玉受託を廃止。受託廃止銘柄は関西商取(小豆・米国産大豆・とうもろこし・大豆ミール・ブロイラー・粗糖)、中部大阪商取(ゴム指数・アルミニウム)の計8銘柄。


▼商品先物取引 受託廃止銘柄のお知らせ

関西商品取引所の全銘柄および中部大阪商品取引所における一部銘柄の新規建玉の受託を、下記の期日をもちまして廃止させていただきますのでご了承ください。
東京市場への一極集中等で、当該銘柄の出来高はここ数年細りつつあり、当社においても取引量の減少が著しいことから、この度受託の廃止を決定したものです。

なお、期日までに当該銘柄の建玉をおこなわれたお客様の仕切り(手仕舞い)注文に関しましては、各限月の期日まで通常どおり受託させていただきます。

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不信指標

本日の日経紙夕刊一面には「金21年ぶり高値」との見出しで、バリュー型の商いよろしく退蔵系の売却が嵩んでいるとの記事が出ていた。

この辺は文中の例でもそのスパンの長さから読み取れるが、曲がりなりにも原油安で株が高い等従来の教科書通りの材料に反した部分がある中をジリジリと此処まで上げて来ているのは事実で、単に国内事情の円安の恩恵だけでは無い感じがする。

潜在的なドル不信や、今騒がれている日興コーディアルに見られるような会計不信等々、つい最近も書いた不確定リスクの増大を静かにそして如実に表しているようにも見える。

やはり「誰の負債でもない金」はこうした時代には映えるか。


過渡期

本日の日経だったか商品取引外務員が急減との記事があったが、昨年末から更に減少し年度末までに初の一万人割れとなる可能性が強まったとか。

外務員動向その他については時折当ニュースでも触れているが、年頭コメントでも「夫々がパイに合った適正な処へ回帰する動きは今年も続こうか。」と書いた通り減少自体は自然な流れ。

昨今商品業界のみが冬の時代の如く喧伝されているが、思うに金融系の証券、銀行から他業種までこうした過渡期はあったし、そのパイの規模から最後に来ている感もするわけである。

何れにせよスリム化とはいえ、時代に則した良い人材こそ残って欲しいものである。


2/1より通常手数料を往復588円に引き下げ

北辰商品は2月1日より通常・オーバーナイト手数料を原稿片道315円(往復630円)から片道294円(往復588円)に引き下げ(3/19に統合予定の北辰物産と手数料体系と統一)。尚、日計り(デイトレード)手数料は現行と変わらず片道147円(往復294円)。それに伴いポイントを修正。

▼オーバーナイト手数料引き下げのお知らせ
▼事業譲渡に伴うオンライントレードの取扱について


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非鉄・穀物第二弾

さて商品系でのeワラントで触れたのは昨年の春頃に出た「銅」と「大豆」であったと思うが、本日G・Sは似た毛色で「アルミ」と「コーン」の扱いを発表している。

非鉄から銅は未だ登場していないものの、アルミ・コーンは両製品とも国内先物市場が存在しリクイディティーがそれなりにあればこれら絡めたヘッジも其れなりに工夫できそうな感じである。

またそうした向きでなくともこちらを導入窓口とした先物への転向やその逆も然りで、こうした相乗効果で何れもリクイディティーが齎され商品そのものが徐々に啓蒙されてくるのを期待したいところ。