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先物寄与度

週が明けて商品市場の方は海外市場の?鬼の居ぬ間に・・?ではないが再度急騰モードである。

そうかと思えば株式市場の方は依然低迷から抜け出せないままである。

どうも立会いを遅くしてから別な「取り方」に方向が向かってしまっているようだが、高いとはいえ商品の方も脆弱性を孕んでいるということには変わりが無いだろう。

双方共に中途半端な水準でロングした向きが回転するか否かだが、均衡の崩れには注意したいところ。


機運

今月の上旬に「因循」のタイトルで主要取引所一極集中型という現状に触れたが、本日は中部商取と大阪商取が今秋をメドに合併という報道を時事にて見かけた。

どの道こうした現象が起きるのは決まっていたが、選択肢は限られているわけだし早めにコトは運んだ方がよいだろう。

モノや規模はまったく違うが、昨今のメガバンクにも似ておりここから更なる追随という動きも自然なところか。

同時進行は難しいだろうが、この機に上場商品についてもリストラを真剣に検討して頂きたいもの。


独走

昨年いろいろ物議を醸し出したジィコム問題の基金「証券市場基盤整備委員会」は燻り出された?証券会社50社から計209億円の拠出があったとの報道。

投資家の信頼確保や証券市場の活性化を図るために活用とされるが、具体的にはどう活用されるのであろうか。

このうち半分以上がUBS証券の拠出分となっているが流石気前がよい、UBSといえば昨日銀行の決算があったが昨年の新規預かり資産の純増額は約13兆5,000億円と前年比で80%増と急拡大である。

ロケーションは兎も角、コモディティーがもたらした過剰流動性の部分も可也あると思われる。


Valentine

本日はご存知バレンタインデー、何時かも書いた事があったが世の男性諸氏には日頃の評価が目に見えて判るという日で、先週書いた宇宙旅行の話然りで今年はもらった方も引きそうな10万円クラスの物も登場し一段と景気が良い。

主要な場所には特設コーナーが設けられ各店ブースは大賑わいであったが、雑多に見えるこんなところでもけっこう客層がそれなりに分かれるもので、なかなか世の中上手く出来ているなとこんなところで感心。

個人的には今年の「サダハル・アオキ」あたりは逆輸入版でカッコいいなと思いましたが・・。


GSCI?

全国商品取引業厚生年金基金は本日、基金の一部を商品指数連動ファンドに投資し、運用を始めたことを明らかにしたと時事の報道にあった。

こうした動きについては何故もっと早くから始まらないのかと疑問であったが、いろいろと背後に理由もあるのだろう。

今回の場合投げ先はりそな信託銀行らしいが、りそなであればコメルツ投信のGSCIモノか?

これはエネルギーにかなり傾斜しているのでどうなるか見物だが、ともかく今後他の指数等を絡めた広がりに期待したいものである。


宇宙旅行

他の郵送物と共にカード会社のポイント交換を案内する冊子が届いていたが、何気にパラパラとめくってみたら頭の方に何と「宇宙体験旅行」があり、その隣にはロシアの専用ジェット機による「無重力体験」もあった。

ポイント交換もここまで来たかと驚いたが、ちなみにどのくらい使うと宇宙旅行が獲得出来るのかとも思い逆算したところこれは「22億円」、また無重力の方は「2億5千万円」であった。

後者は兎も角、22億円となるとアメックスのセンチュリオンホルダークラスが対象となってくるのだろうか。

そういえば今週はポイントカードを1億5千万円使ったように偽造し150万円分を捻出して逮捕された輩が居たが、一般の道のりはなかなか遠い?

他も興味深いので見てみたが、アルマーニのスペシャリストがワードローブやリビングをコーディネートしてくれる物や同オーダーのスーツ等々けっこうバブル当時を彷彿させる物多数、こんなところでもジワジワと何かが復活している今日この頃か。


寄与度

さて本日のマーケットは商品、証券共に全面安となった。

スパイラルな急落だが、後場から場味が急変した株式を見て牽引したのは商品とする向きも多い。

しかし市況関連等の下げを見ていると確かに今迄これらを下支えしていたのは商品市況である感だが、景況感というマクロの影に隠れてあまり有難味は無かったようにも感じる。

一年ほど前から外資系証券筋からやたらに商品に関するヒアリングがあったが、ここまで根がはわされているのであればまた相互に注目する目も新たに出て視点も次のステージに移ってゆくか。


隠れ蓑

本日の株式全市場で値上がり率トップはストップ高したライブドアオートであったが、ライブドアとの提携解消を囃したもの。

今日もまたダイナシティやMEXが提携解消協議との報が出ていたが、これに限らずその他関連も同様の思惑で戻り急である。

何処までこの動きが続くかはさて置き、今回の事件関連では企業会計基準委員会が投資事業組合の会計基準見直しに触れている。

規制強化の一環だが使いようによっては至極便利なモノだっただけに、これを介在させている企業は対策を迫られる事必至、良くも悪くもあらゆる部分に見直しの機会を提供している事件である。


クレムリン

本日もTOCOM銘柄は乱高下であったが、特に目を引いたのがやはりゴム。

前場の状況を見てまずまずと目を離そうものなら引けを見てさぞ驚いただろうが、まさに昨年の金を彷彿させる急落を演じた。

さてどの商品もこのボラティリティーが想定外であったのか、未だに薄い証拠金の中で投機している一般はこの臨時市場管理委員会に戦々恐々であるが、明確なプロセスが無ければ依然ベールに包まれ、金の時同様に様々な思惑が一人歩きするのは致し方なしであるのは言うまでもない。


因循

まあどれを見ても強い物はより強くといった本日の商品市況であったが、3銘柄がストップ高とやはりTOCOMは元気印。

そういえば時事にTOCOMへの一極化が進む旨の記事があったが、全国7商品取引所の取引高合計に占める比率は66.6%と4ヶ月連続の6割超えとか。

当然対して下位取引所の凋落が鮮明になってくるが、文中には慣行として行われていた協力売買や義務売買が純資産規制比率の関係で激減した事が衰退の原因とも記されていた。

改正商取法の影響でこうなったというのもそんな外的なものかという気もするが、元々の慣行が不自然であり理由はともあれ一般的なネガな視点ではなくポジな視点でこれは捉えたいところ。


常識のレベル

金融庁は本日、昨年10-12月に金融サービス利用相談室に寄せられた相談を集計したが、そのうち外国為替証拠金取引に関するものが前四半期からほぼ倍増していたと時事の報道。

ところでFOREX PRESSの方では業者の変遷等が一目瞭然で解るようになっているが、こうした軌跡から上記のような現象が起きるのはもう可也前から誰もが予測していた事。

それを見越して新たなビジネスも起業する始末で、それでもフラフラと陥ってしまう投資家はこれ以外の業者案件からも読み取れるように未だ多く、絶えず改めて個人レベルでの?常識的な判断?を注意喚起したいところである。


手法

金融商品取引法案に規制強化策が盛り込まれ、いわば?見せ玉?への規制が強化される事となったが、この関連では日本協栄証券が本日金融庁から業務改善命令が出されていた。

この見せ玉、一寸前は一相場目論むのにはディーラー勢を巻き込みこうした誘導は欠かせなく、証券は勿論のこと商品でも昔から頻繁に行われていた行為だが、知らないうちにけっこう厳しくなっていたなという感じ。

さて同社の例は顧客の見せ玉行為を放置していた為との事だが、個々の売買スタイルもあり、注文取消しとの区分を何処で切るか等々その判断経緯が明確でない為にそのラインはどうなっているのだろうという興味もある。