額面超え次々
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本日の日経紙商品面には「10円高「時価」10.5円に」と題し、AIインフラを支える素材として銅の需要が世界で拡大したことで10円玉の主原料となる銅相場の高騰と円安が重なり、含有する金属の時価が額面の10円を上回った旨の記事があった。素材価格が額面を上回るのは別にこの10円玉に限ったことではなく、5円玉など昨年末から原材料費が額面を上回っている。
当時は10円玉の原材料費はまだ8.7円であったが、上記の通りAIインフラ投資の進捗で電線需要の急拡大等でさらに高騰したことで5円玉に続いて10円玉も額面超えとなった模様だ。ところでこの5円玉の話題に先駆けて米国でも1セント硬貨の製造・流通コストが3.69セントと額面の4倍近くになったとしてトランプ政権が財務長官に製造を止めるよう指示した経緯がある。
この辺の背景には素材価格の高騰もさることながら電子決済が普及したことで現金決済の重要性が年々低下していたのも影響しているわけだが、キャッシュレス化の波は日本にも押し寄せている。とはいえ日本はまだデジタル・キャッシュレス“難民”にも配慮してここからさらに硬貨の素材価格高騰でも米に倣えで製造中止とはならないだろうが、発行環境などは変わってきておりその辺後の動向には注視しておきたい。