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デジタル庁発足

所用で赤坂界隈へ出かけた際に東京ガーデンテラス紀尾井町の前を通ったが、そういえば今月アタマに発足した「デジタル庁」はここに入居していたなと思い出した。このデジタル庁、これまで定額給付金の遅れに非接触アプリの不具合、ワクチン接種を巡る混乱等々、コロナ禍で露呈した日本のデジタル化の遅れが言われて来たがこうした点が同庁発足で改善に繋がるのかどうか注目されている。

ところでこの場所、直近まで約300人が働いていた虎ノ門のビルの家賃と比較するに約4倍増となるひと月で約7000万円という計算になるが、これに関して意見も二分していてなかなか面白い。今月1日の日経紙・春秋では都心の一等地に豪華なオフィスが必要なのか?と疑問を呈する一方で、某商社系シンクタンクなどは旧赤プリ跡に敢えて入居した事は過去を否定する事の意味合いからも面白いと評価している。

とは言っても肝いりで同庁を創設しそのトップであった菅首相は周知の通り孤立無援の末に先週には突然退任を表明している。先ずはワクチンパスポートやマイナンバーカードと健康保険証の一体かなど年内実現を謳っていたがこれら含め各省庁の縦割りの打破等々、この混戦模様で22年度予算編成の影響も懸念されるなか果たしてこれら実現出来るか否かこの辺を見守りたい。


ガバナンス改革と女性

さて、ヒット曲「亜麻色の髪の乙女」で知られる(私はPerseusの方が好きだが・・)歌手の島谷ひとみ氏が、新型コロナウイルスの抗原検査サービスを手掛ける非上場の「株式会社I Check」の社外取締役に先月の取締役会で承認され就任した件が報じられているが、芸能人のこうした動きについては当欄でも2月に女優の酒井美紀氏が不二家の社外取締役に就任した件を取り上げている。

欧米では先行して有名女優勢が大手の取締役等に就任する動きがあったが、日本企業も上記の不二家の事例をはじめ、日本郵政はキャスターの国谷裕子氏を、コーセーはフリーアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏を、またSBIホールディングスもフリーアナウンサーの竹内香苗氏がそれぞれ社外取締役に就任するなどここ数年では女性アナや女性芸能人を同ポストに起用するケースが目立っている。

コーポレート・ガバナンス改革を背景に社外の優秀な女性人材を迎える動きの広がりが背景になっており特に有名人は対外的なPR効果も高いが、一部上場企業では女性の社外取締役は前年同期比30%増、社内出身の取締役は22%増という旨が先週末の日経紙にも出ていた。斯様に増加傾向にはあるものの、欧米勢の水準にはなお及ばない事から今後も国内外の投資家等から圧力の強まるなか起用の動きが高まってゆくのかどうか引き続き注目したい。


枯れ木に花か

周知の通り、前週末の菅首相の一転しての退陣表明を受け自民の支持率回復期待や次期首相が打ち出す政策への期待が続き、本日も先週の地合いを継いで日経平均は大幅に6日続伸し4月19日以来約5か月ぶりの高値を示現、TOPIXもまた6日続伸しこちらに至っては実にバブル期の1990年8月16日以来およそ31年ぶりの高値を付けている。

10日のSQを睨んで先物への買いが株高に弾みを付けた部分もあるが、これを書いている段階でも先物へ眼を遣ると更に続騰し9月限は30,100円台と更に約400円の続騰となり半信半疑だったディープアウトのコールまでが動意付いてきている。これまで欧米株高に殆ど反応せず腰の重かった日経平均だが、退陣表明のたった一言で一気に反応し表明直前からこの直近の先物の値まで1日半で約1300円の急騰とは何とも菅氏には屈辱的な光景に映る。

加えて菅氏が退陣表明した途端に新型コロナウイルスの感染者数も急速に激減してきたような感もあるが、たまたまそういったタイミングにあったとしてもつくづく皮肉な現象である。衆院選挙期間中は株価が上昇し易いというアノマリーが前倒し的に訪れている感じがしないでもないが、ご祝儀相場?の継続は勿論今後の政局如何に掛かっているともいえ今後も目が離せない展開か。


ワールドウォッチフェア2021

さて、今週の初めまで日本橋三越本店ではこの時期恒例の「ワールドウォッチフェア」が開催されていたが、今年のテーマは「時めきrestart」。新型コロナウイルス感染拡大で大手百貨店など特にナーバスになる中で、会場も特設会場、通常の時計売り場に1階の中央ホール・ステージなどに分散され、機械式時計組み立て講座などは中止となるなど静かなものであった。

とはいえ今年はブレゲがトゥールビヨン特許の認可を受けてから220周年という事もあって、各社著名どころが最新のトゥールビヨンを搭載した新作の数々を並べていた。またウブロの特設ブティックではこれまでアンバサダーをやったアスリートらのサイン入りコレクションが並び、ブレスレットに至るまでサファイアクリスタルで製作した驚異のスケルトンウォッチの実物に初めて触れる機会を得た。

また自宅で過ごす「おうち時間」を見据えクロック関係なども時計を楽しむ暮らしとして、独ロルフベンツの高級家具をあしらった空間の中にサトラーやB&0Fの限定品メデューサなどユニークなモノが並べてありこちらは例年になく充実していたようにも感じたが、まさに今のコロナ禍を反映した例年に無い構成だなとつくづく感じた今年のフェアであった。


波乱への構え?

昨日の日経紙グローバル市場には「新興国の中銀、金買い再び」と題し、WGCの集計では中銀や公的機関の4~6月の金の購入量が1~3月に比べて5割増加し200トンとなるなど、新型コロナウイルス禍で中断していた中央銀行の金買いがタイやハンダリーなど新興国中心に再度活発化してきた旨が出ていた。

新興国といえばこの頁の1~6月の金準備増減一覧の増加率上位でインドの29トンの次に25.5トン増でランクインしているウズベキスタンなどは昨年ロシアと共に準備資産の一部として保有していた金の売却の動きが目立っていたものだが、世界の中銀で昨年最大の買い手となっていたトルコは継続増加でこのウズベキスタンの次に位置している。

他に首位のタイの金準備残高は過去最高を更新し、ブラジルの金準備残高も2000年11月以来ほぼ21年ぶりの高水準となるなど新興国の積極購入が目立つところだが、米のテーパリングも現実味を帯びてきているだけに国境を越えたマネーの動きなど通貨波乱に備え各国の身構える動きが一層顕著化している構図だろうか。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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