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鮪初セリ2022

さて今週は各所でいろいろな初競りが行われたが、もはや新春の風物詩ともなった恒例の鮪の初競りも昨日豊洲市場で行われた。昨年はコロナ禍で飲食業界が打撃を受けている現状からこれまで8回にわたり1番マグロを落として来たすしざんまいを展開する「喜代村」が落札を差し控えたが、果たして今年も昨年に続いて「やま幸」が1本1688万円でこれを競り落とした。

ところでこの「やま幸」といえば鮪の渡る先は銀座に総本店を構える高級すし店「銀座おのでら」の各店という事になるが、ニューヨークやロサンゼルスなど世界各地に店を構えミシュランの星も獲得しているココは昨年に表参道にて新形態の回転ずしや立ち食い店をオープンしており競り落とした1番マグロは早速ここで破格の値段で振る舞われた。

お祭りとしては喜代村の戦線離脱は寂しい気もするが、かれこれ3年目に突入するコロナ禍の影響で予想以上に中間帯の飲食業界は疲弊しており費用対効果を狙い巨額を投じるのも憚られるというところなのだろう。一方でおのでらのような高級路線もコースでは叶わぬような一貫から気軽に食べられ、客単価も総本店の約六分の一ほどで済む上記のような新形態を展開するなど寿司の空白地帯を狙って果敢に攻める動きが出て来ている点などまた興味深いところだ。


世界10大リスク2022

本日の日経紙グローバル市場面には投資ファンド大手ブラックストーン・グループのバイロンウィーン氏の「びっくり10大予想」が出ていたがこれは後述するとして、昨日の日経紙夕刊の総合面には同じく年明け恒例モノで米政治学者イア・ブレマー氏率いるユーラシア・グループの「世界10大リスク」が載っていた。

昨年はバイデン大統領を首位に挙げ米国内政治を最大のリスクとしていたが、果たして今年もまた3位には今秋に行われる米中間選挙が入り、バイデン政権下での米国内の分断や民主主義システムの機能不全が深刻化し次期大統領選に向けた歴史的な転換点になる可能性があるとしている。

また昨日の日経夕刊の一面を飾っていたのは米アップルの時価総額が一時3兆ドルを突破したとの記事だが、2位に挙がったのは巨大ハイテク企業による支配とある。思えば2018年にアップルは1兆ドルを初めて突破しその2年後に倍の2兆ドルの大台超え、更にそこから1年4ヵ月で3兆ドル突破という驚異の大化けだ。ここ一社で実に東証一部の時価総額の半分に迫る凄まじさだが、この巨象に世界経済が振り回される事にならないか確かに脅威でもある。

そして首位には中国のゼロコロナ政策の失敗を挙げており、昨年は著しく成功したかのように見えたこの政策も新たな変異ウイルス・オミクロン株に直面するなか感染を完全に抑制出来ず経済混乱は世界に広がるとしている。コロナ政策もさることながら既に製造業や非製造業のPMIは右肩下がりのトレンドが出来上がっており、景気失速が顕在化してくる不安要因も抱えているだけに今年も注意が怠れないか。


寅は千里を走る

皆様、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

周知の通り昨年も引き続き新型コロナウイルスの第三波にと共に始まり相次ぐ変異株に振り回された一年となったが、そんな中で経済活動の再開などを背景にマーケットも記録ずくめとなり、商品の総合的な値動きを示すCRB指数は20年末に比べて40%も高く年間上昇率は1994年以降で最大となった。

外為市場では円が主要25通貨で最弱の値動きとなり115円台に、年末時点で対ドルでは15年以来の下落を演じた。一方で株式は米株に連動する格好で2月にはおよそ30年半ぶりに終値で3万円大台を回復するもあと8月の年初来安値まで失速、ところが政局を睨みながら1ヵ月もしないうちに年初来高値を演じその後も乱高下と非常にボラタイルな動きとなった。

今年の干支は寅。相場格言では「寅は千里を走る」と勢いは良さそうに聞こえ本日の大発会も4年ぶりに急反発の値上がりを演じたが、東証取引再開以来では景気後退や停滞が重なり1勝5敗と十二支ではワーストである。景気や株価が大きく動くアノマリーというがなるほど今年の重要イベントには北京五輪にはじまり韓国大統領選、夏の参院選、そして米中間選挙等々マーケットに関るイベントが多くあるだけに注目の寅年となりそうだ。


コロナ禍2021

さて、日本漢字能力検定協会が2021年の世相を1字で表す「今年の漢字」は周知の通り「金」に決定している。今年で27回目となる今年の漢字だが、この「金」は過去の2016年のリオ五輪、2012年のロンドンオリンピック、そして2000年のシドニーオリンピックの時にも選出されておりこれで4度目となった。

コロナが出て来て以降世相を表すこの手のシリーズはどれもこれもコロナ禍絡みが占めていたが、一筋の光明へ期待を込めた感がこの金に見え隠れする気がしないでもない。光明といえばこの時期の風物詩でもある各所でのイルミネーションも、昨年は軒並み中止含みに追い込まれ文字通りクリスマスがサイレンナイトとなったが今年は昨年とは風景が異なる。

先にも書いたように今年はメジャーなところで表参道の欅ライトアップが2年ぶりに復活し、また目黒川沿いでも2年ぶりに目黒川みんなのイルミネーション2021が復活しおよそ22万個のLEDが輝く。丸の内から日比谷ミッドタウンにかけてもいわずもがなで煌びやかなイルミネーションが復活している。

また去年は新型コロナの影響で終夜運転を中止したが、今年は2年ぶりにJR東日本など大晦日から元旦にかけて山手線など首都圏九つの路線で終夜運転を行う。今年もほぼ緊急事態宣言下で終った1年であったがその過ごし方も変わってきた年でもあり、上記のように昨年と違って行事やイベントは中止という事ではなく何とか工夫して実施するという動きが始まっている。

コロナ禍も3年目に突入するが、来年こそほぼ自由に行動出来る明るい世になるよう願いを込めて今年はこれで筆を擱きたい。

本年もご愛読ありがとうございました。どうか来年が皆様にとってよい年でありますように。


要のZ世代

さて、この師走に入ると来年ヒットするのは何かと各所での予想が喧しいが日経紙では今月アタマに2021年の日経MJヒット商品番付を発表している。東西でベストスリーとなる関脇から見てみると東はシン・エヴァンゲリオン劇場版に対して西のイカゲーム、大関は東の東京五輪・パラリンピックに対して西のサステナブル商品、そして横綱の東はZ世代、西は大谷翔平であった。

関脇のシン・エヴァンゲリオンは劇場版シリーズの4部作の完結編で興行収入が100億円超え、イカゲームも配信4週間で世界では1億4000万世帯が視聴と大ヒットだが元は日本の漫画から着想を得ている通りやはり日本エンタメのアイデアは秀逸、とはいえ世界規模のヒットを飛ばし続けているかという点では見劣り?するだけに快進撃を続ける韓国のエンタメ界から学ぶべき点も多いか。

西の大関サステナブル商品はいわずもがなで、来年4月施行の新法を前にその競争軸も価格や機能からサステナブルへ移行しておりこれがどれだけ消費者に受け入れられるかが焦点か。そしてそのサステナブルへの意識や関心が高い世代としても挙がっているのが東の横綱に選ばれたZ世代である。

まさにデジタルネーティブといえるZ世代だが、当欄でも取り上げたルーズソックスから更に各種のエモいモノまでこの番付含め今年の流行りモノはこのZ世代が関わっているモノが多く見受けられたのが印象的だ。Z世代が象徴しているような消費行動がこれから未来の日本の消費トレンドになっていく可能性もあるだけに引き続き注目されるところ。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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