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先週からの続落で週明けには今年最大の急落を演じた日経平均だが、本日反発するも戻りの鈍さは認めざるを得ない。
数兆円に積み上がる信用需給等がネックになっているようだが、そんな狭間でゲーム化しているのがJASDAQモノである。週末はあのガンホー関連でブロッコリーが2日間で4倍以上に大化け、本日でモンテカルロが3日間で4倍以上とまるでオプションプレミアム並みの化け方である。
他に幾つもあるが、これらに共通しているのはM・M銘柄という事。ちなみに本日値上がり第一位のスターツもやはりM・Mであるが、どうも昨年末と場味が酷似している感あり、サーキットブレイカーの後は用心である。
もう飽きたという雰囲気蔓延の中でも進展があればそれなりに話題になるもので、本日は二ヶ月以上に亘ってモメていたライブドアとフジTVが世間的には「和解」という事で決着を見せた。
まだこの戦いがハシリのうちにTVに出て来て得意満面で「とりあえずライブドアは負け」などと批評していた為替系の某評論家が居て、その表面ヅラだけで単純に物事を考える能天気さを当欄で記した事があったが、こういった向きはもう少し出る場所を選ぶべきだろう。
まあその辺はどうでもよい事だが、世の中偶然や成り行きでそうなったという事例はまずありえない物なのである。
構内を歩いていて何気に目に付いたのが「アール・デコ展」のポスターであった。もうすぐ開催という事だが、このデコではなくヌーヴォーでは過日もう殆ど東京では最終日に迫った「エミール・ガレ展」に行って来た。
後期の方に目当ての作品出品があったのと混雑緩和との思惑からであったが、これがギリギリまでけっこうな人出で改めて日本人のガレ好きに驚いたのが正直なところ。
今回は目当ての物以外に世界に3点しか存在しないといわれている晩年の作品「手」も日本初公開であり貴重な収穫であったが、思うに芸術と産業の融合と言われたデコも、やはりそのベースはヌーヴォー期のガレやドーム兄弟そのものであるのではないかと感じる。
先週既報の通り商品取引所法違反により監理ポスト入割り当てとなったグローバリーが本日ザラバで4日連続ストップ安となった。
実に先週発覚直した水準からは半値になった計算だが、ここまで来るとザラバのストップ安計算でPER7.7倍、PBRも1倍と日計り勢には触手が伸びる水準ではある。
事実若干戻して引けてはいるが、上場維持という観点からはカネボウ共々成行きを見守らなければならない。
公な立場ながらこちらも隠蔽モノであったが、未上場に至っては未だ粉飾天国の感あり。
本日は「大証」が前場小高く売買交錯していたが、後はストップ高のまま推移していた。
御存知、直近の大量保有報告において村上ファンドが発行済株式の10%を保有との報に刺激された格好だが、今が旬のヘラクレスという事に加えて先の松屋が6日間で株価2倍化を達成した連想も一部働いたようだ。
取引所というのはその性格上内部留保がそこそこ潤沢な訳だが、今回はその活用のあり方がポイントという事。ともあれ最近またこの界隈の人脈の動きが激しくなって来た感あり。