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雨の中にもかかわらず投票率が伸びたと言われる今回の衆院選であったが小選挙区制の怖さか周知の通り自民圧勝であった。
株式市場は結果として見れば今迄の高値警戒感を煽った下地作りが功を奏して年初来高値を更新、また本命の郵貯資金200兆円近くがファンド運用される運びとなると思われるが、運用の面子の中には「これは」と思われるところがウヨウヨある。
選挙戦の段階から時折サプライズを織り込ませ、ゆっくりと自由自在に醸造させてゆくコースと考えると金融も改めて操られている世界と認識する。
本日の取締役会で日ユニコムは日産証券を買収する方針を決定したと発表した。余談ながらここは既にセンチュリー証券を傘下に持っているが、同社同様に日産証券も仕手全盛の頃にはその手口が関係者に可也注目されていたものであった。
業界には次の展開を図るべく証券業に進出急の第二ステージ場面ともいえる動きがこれ以外にも水面下で窺えるが、やはり金融路線は人脈がキーとなって来る。
何か内側の構造は時々証券不況時の逆のパターンを見ているかのような気にもなってくる今日この頃である。
もう既に「事実」や
「我想う」には謳ってあるが、FX業者グランリッツが推定50億の負債でパンクとなった。
大型の部類だが確かに業界関係者以外の?筋?も何かと注目していたところで、一部社員が再び取引員の古巣へ戻るべくあちこち自分を売り込んでいた光景がけっこう前から窺えた。
先の国民生活センターの発表でも改正金融先物取引法後の同取引に関する相談が減少どころか急増している実体が明らかになったが、未だ一般投資家の情報ハンデは可也なものだと改めて実感、相場リスク以前のリスクにももう少し明るくなってもらいたいと切に願う。
本日は4日ぶりに小幅反落となった株式市場だが、中身はけっこう盛り上がりを見せ台風関連一色のような相場であった。
値上がり率トップは水処理の富士電E&C、栗田工やポンプの酉島もそうだが前者は動かし易い分当然それなりの仕込みが入っている。この手ではメンテ工事のニッパンレンタルや下水のアタカ等々どれも飛ばし易い素地だったともいえる。
阪神の時もそうであったが、こうした災害モノだけでもけっこう貸借残の変化を齎し当初路線には無かった相場形成となってしまうものもある。
台風14号の影響で日本にも大雨の警戒が各所に出ているものの、連日報道されているカトリーナの被害はやはり可也なもの。
復興特需とかでJASDAQや一部の6000番台の株が賑わっているが、その一方で再保険大手では保険金支払いが軽く2兆円を超えてくるとの見通しを出している。
数年前にこの再保険絡みでパンクした企業があったが材料の取り方も様々、ここ話題のアスベストでも関連企業が相場になってしまうケースが散見されこれまた最近変った現象の一つであるとも言える。