物価の番人
周知の通り、日銀が5年間続けてきた量的緩和政策の解除を決定した。
昨年末からこの政策継続の意味が乏しくなっていた訳だが、モルヒネとも言われた政策解除でショック症状が出るや否や、そうした意味で今後各方面に注目は怠れない。
良い事であったのかどうか、預金者の犠牲の裏で生み出された資産バブルや破綻を免れ延命した金融機関、こうして国民の格差拡大は為されてゆく。
周知の通り、日銀が5年間続けてきた量的緩和政策の解除を決定した。
昨年末からこの政策継続の意味が乏しくなっていた訳だが、モルヒネとも言われた政策解除でショック症状が出るや否や、そうした意味で今後各方面に注目は怠れない。
良い事であったのかどうか、預金者の犠牲の裏で生み出された資産バブルや破綻を免れ延命した金融機関、こうして国民の格差拡大は為されてゆく。
日銀の金融政策決定会合結果を待つ格好で株式市場は模様眺めムード一色といった感じ。
いまひとつ前回のような切り返しのエネルギーを感じない向きも多いと思うが、前日発表の信用買い残高は三週間ぶりに増加に転じている。
ライブドアショック時の突っ込み買いが奏功したものの、二度三度と後に来る押しほど因果が目に見えない重しになっている。
引かされた因果が多いなと客観的に見ている、浅い因果を持っている輩ほど先行き因果の主体者になる予備軍である。
増配期待からこのところ証券系がしっかりの動きだが、その一角大和証券Gがあのニッセンと証券仲介行で提携との報道が為されていた。
いろいろ人的な繋がりを感じるが、もうひとつ業界絡みでは同社がアストマックスの第三位株主に納まったようである。
結局グローバリーの持ち株の大半が移動したような格好であるが、これまた企業間の繋がりを感じる今日この頃。
そういえばこのアストマックス、予定であった上場時期は既に過ぎてしまっているが今後の動向に注目したい。
業界モノでは本日晴れてKOBE証券が大証ヘラクレスに上場を果たした。
公開価格からは1.8%高と控えめな初値形成からあと売り物となったが、この手では約一年前にトレイダーズが上場した経緯がある。
こちらもヘラクレスながら当時は公開の倍以上の買気配で終了した事が思い出されるが、まあ公募詳細の相違もあるが結構こういったところにも未だライブドア後遺症からリスクマネーが活躍し辛い環境が続いているのかもしれない。
さてKOBE証券といえば未だオプションのハードルが高かった頃、逸早くそれを身近な物へとしてくれた印象が強く、今後様々な方面でも期待したいところ。
さてリアルトレードやバーチャルトレードをやっている各社の昨年度ランキングや、それに関るセミナー告知やインタビューを目にするが少なからずも業界を知っているセミプロ的な参加者から、最近は本当に裾野が広がっている印象を受ける。
加えて資金管理やストラテジーもシッカリとしている上位入賞者の存在は、啓蒙効果も含めて喜ばしい限りである。
先物取引に対してまことに幼稚な認識から、未だにハナから否定的な表現を目にする事があるが、実際利益を上げているこうした現状を先ず認識すべきだろう。