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負担

一部に注目されていたNonーGMOであるが、巷で喧伝されている通り実需にそぐわない高めの値を保って納会となった。

歪な納会で投機色を指摘する向きは多いがこれは何れの取引所にも言える事、さてこの東穀だが先の理事会で来年3月1日から全てのオプション取引を休止する旨を決めている。

当初啓蒙に走っていたものが、今や会員には極力新規建玉を避けるよう要請する等寒い限りだが、消えゆく取引所同様に?やっと?という感じである。

またコメ上場の不認可に端を発する売買手法議論は半年以上燻っていたが、こちらはソフト物を先行してザラバ移行する事を正式に決定し他取引所とのシステム統合も匂わせている。

他取引所の動きにもいろいろな意味で注目だろう。


おせち

この時期になると?おせち?も駆け込みで其処彼処に案内が来るが、過日たまたま大手デパートの特設コーナーを通り掛かった際は既に出展も限られ可也選択肢も限られているといった感もあった。

それもその筈今年は既に10月中旬から予約受付が何処もスタートしており、人気の金田中あたりは初日で売り切れたと聞く。

他、蛤に金箔まで施された超有名店の物は20万円越えとこちらも景気が良い、しかし今年はこんな店まで創っていたのかと思えるほど品が増えているような気がするが、これも景況感の現れであろうか。


委ねる

さてFUTURES PRESSで既報の通り、週末にはアストマックスが三井物産Fの全株取得へ向け最終合意の交渉をしている旨の報道がなされていた。

アストマックスの絡みはそう喧伝されてはいなかったものの、MBFに関しては既に数ヶ月前から某証券の名前が挙がったりし株式売却の思惑は業界人の間では絶えなかった経緯があるが、この年末へ来て漸く結論が見えたという感じか。

ここまで商社系は受託に軒並み進出して来たが、気が付けば中堅下位から順次閉めるなり他へ身を委ねるなりの結果が多い。

この辺の推移は先に触れた大手証券が次期商品業へ進出する件と絡めて一つの興味深いサンプルとなるか。


銀行の販売姿勢

さて先週末だったか金融庁と証券取引等監視委員会は、銀行を対象に元本割れリスクのある投信の監視強化に乗り出す方針を明らかにしている。

協会によれば銀行が販売した分の資産残高は証券会社のそれにほぼ匹敵する規模まできている事で、其れなりに本腰を入れ始めた感じだ。

凡そこの手は形式主義が普通の世界であり、やっつけ仕事で取った二種保有者の営業も目論見書の詳細を問われればマトモに答えられる筈もないと思うのだが、それにしても元本保証等の虚偽説明は販売経験の浅さだけの問題ではないだろう。

先の中間決算では大手グループが最終利益を更新しているものの、業務純益では軒並み減益と基礎的収益力の弱さが否めない折のこうした事例は新たな活路の弊害を露呈している。


最終案

先月にNYMEX上場の際のコメントで少し触れたナスダックであるが、当時のロンドン証取買収提案は今回TOBへと方針転換をした旨各大手紙で報道されていた。

もともと春先の拒否から始まって前回の価格4割引き上げ、そして今回に至った訳だが何かこう取引所も普通にTOB対象になって来たのかという感じである。

折しもLSEはBRICsを始めとして新興国企業の誘致に成功を収めており、これが実現すれば世界2位の取引所誕生ということになるが、ナスダックは他にも北欧主力を率いているOMXにも触手を伸ばしているとの思惑も一部にあり、こちらの方もまた注目である


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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