澳門の可能性
昨日の日経紙夕刊で目に付いたのが、今年上半期にマカオを訪れた観光客数が隣接する香港を訪れた人数を半期ベースで初めて上回ったとの記事であった。
マカオといえば私も先月行って来たのだが、以前当欄でも書いたようにさすが40年もの財閥独占をラスベガスに開放しただけあって別の地へ来たかのような変貌を遂げていた。
玄関口からしてベガスサンズの巨大な金色の建物が目に飛び込んでくるがそれこそ約1兆円を投じたベネチアンマカオリゾート等は本場に負けず豪華絢爛、稚拙な表現だが東京ディズニーシーのホテルミラコスタを数倍派手にしたような施設であのシルクドソレイユのZAIAももうすぐ開催とそのままベガスを持ってきたようだった。
一方でショッピングモールは巨大ながらもディフュージョンブランド率が高いのが意外であったが、その直ぐ裏手でオープンを間近に控えた重厚なフォーシーズンズホテルにはシッカリと一流ブランドの冠が輝き荒涼とも思える更地にこの一角との対比が際立っている。
ところで今週マカオの行政長官は今後世界的な景気減速の為に賭博収入は減少してゆく可能性があるとの注意喚起していたが、一カジノの枠に止まらず世界最大のエンターテイメントシティが東洋発で誕生するかどうかファンド関係者まで含めて注目されている。