時の重要性

本日も日経平均は続伸、個別の値上がり率上位には建設中心に低位株のオンパレードであったが、建設ポストでなくとも一緒になって上がっているものの中にはちょっと前まで継続企業の前提に注記が付いた企業も散見される。

ところで2013年4月〜6月期の財務諸表にこの事業活動の継続にリスクがあると注記した3月期決算の上場企業は28社であり、あのリーマン・ショック後の2009年3月期の三分の一の水準にまで減少していた旨が先月の日経紙に載っていた。

ゴーイングコンサーンといえば東京商工リサーチの発表が恒例であるが、約一年前にこれを取り上げた際に業界大手が筆頭株主でもウカウカしている場合ではないとしたところも業界再編の流れの中で出資が決まったり、本業の赤字続きで危機だったところも昨今の不動産市況の回復で思わぬ固定資産売却益が転がり込んだりと改めて気運の大切さを感じざるを得ない。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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