五輪ご祝儀
さて先週09/03付けの日経紙「春秋」では飛ばない豚はただの豚との書き出しで、引退を決めた宮崎監督の1992年に公開した映画「虹の豚」を取り上げていたが、週末の金曜ロードSHOWでは同監督引退を受けてこの作品が急遽放映された。
スタジオジブリといえばちょうど1か月前にも「バルス!で一回転」のタイトルで取り上げたようにもう度々取り上げているが、この放映時にはショートで常勝というのがアノマリー。果たしてというか今回も雇用統計を受けた直後に円は急伸し、またもお祭り参加組は労せずに一回転となった格好。
ただ株式の方は2020年五輪が東京に決定したことで本日の日経平均は往って来いの急反発、週末のマドリードやや優勢との報で先駆したオリンピック関連は建設や不動産中心に一斉に急反落となったが、これら一転して本日はストップ高混じえる急騰で先週末が絶好の押し目であった格好になった。
しかし前場に急騰したものを見るにここまで拡大解釈でオリンピックに絡める物色意欲が残っていたのには一寸意外、売買代金も21営業日ぶりに節目の2兆円を上回ることになったが皮算用のこれら関連銘柄の宴が一巡した後が要、各方面への実質的な波及効果がどの程度浸透するか真価が問われるのはこれからである。