共存への課題

昨日の日経紙サイエンスの頁には「AI、弱点は常識知らず」と題して、昨今持て囃されている人工知能など機械の脳は人間が経験を通じて獲得した膨大な「常識」を持たず、そのことが文意の理解や状況の把握のハンデとなる事などが今後の人工知能の活用を考える上で重要な課題となる旨が書いてあった。

AIといえば当欄では昨年末に「フィンテック日進月歩」として一度取り上げた事があり、既にこうした分野では其れなりに多くの「実績」を上げているモノもあるが、最近ではイラストや小説はては作曲等というクリエーティブな分野まで活躍のジャンルが広がっている旨の紙面も目にする。

他に自動運転等もクルーズコントロールが出た当初から見ると想像を超える進歩を遂げるなど斯様なAI等の技術革新によって将来的に職が侵食される等の懸念も出ているが、いずれにしても上記含め軍用等まで広範囲に進化が及んで、長年映画で描写されてきたような最大の課題でもあるこの「常識」の壁と向き合う段階に差し掛かってきたといったところか。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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