子は繁盛

皆様、新年おめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

昨年の「亥年」は、過去5回の騰落率4勝1敗で勝率は80%、干支別では申・酉に次ぐ勝率となっており昨年の戌年より期待が持てるデータとなっていたが、世界的な金融緩和で市場に楽観ムードが戻り、米中貿易摩擦も一時より薄らいだ事などを背景に果たして年間では18%上昇し年末終値では29年ぶりの高さとなるなどやはりアノマリー通りの展開になった。

というワケで今年は「子」、昨年の大発会は3年ぶりの下げ幅となる全面安スタートとなり今年も大幅に3日続落スタートとなったが、過去5回の騰落率は3勝2敗、十干で庚にあたりその勝率は2勝4敗と昨年の己と比較するにやや分が悪そうなものの十二支と十干を合せた庚子に当たった1960年のTOPIXの上昇率は36%上昇とこの辺をどう見るか。

昨年は米大統領選の前年の米株は強いというアノマリー通り3指数が揃って史上最高値を更新する動きとなったが、大統領選の年も過去20回で14勝6敗とこの米大統領選前年に次ぐ勝率を誇っている。FRBの政策や米中貿易協議も第2段階以降も引き続き要注目となり、国内も消費増税の影響や東京五輪後の景気動向等を確認しつつ過去のアノマリーが活きるのか否か注目の年になりそうだ。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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