96ページ目   商品先物

国際的地位

昨日に続いてTOCOM関連だが、本日は米商品先物取引委員会(CFTC)の規則である「パート30」免除に関する説明会があった筈。

確か先行して東穀取で十数社が除外認定を受けていたと思うが、この辺はNFA届けのみで重複登録しなくても済みそうな気配。

これら経て当該取引所上場商品を米国内で営業出来るようになるわけだが、マレーシアの市場指定等のように逆のパターンも相互にあり、今後こうした国際化ともいえる一面をどう伸ばしてゆくかその伸びしろに注目したいとろである。

そうした展望も踏まえ、尚更昨日記のような事項は改善しておいた方が良いという事でもあるが。


失笑

貴金属を中心として本日のTOCOMでは急落する銘柄が目立っていた。

制限値幅の目立つ日にはボリューム激減は当然であるとしても、時事の記事では同取引所理事長が本日の定例会見にて、商品の時代到来の割りに日本の市場は依然として低迷状況を脱していないとの強い懸念表明と出ていた。

取組の減少は日計り商い増加と、あまりにも高い相場変動性によって市場撤退を余儀なくされている投資家が多いとの見解があったが、それ以前にでは何故そうなったかに言及して頂きたいものである。

この辺が載せられず、「原因究明し対策を講じる必要がある」と言われても関係者には失笑を買うのではないか。


因循思想

本日は全般高となっていた商品市況であったが、久し振りに穀物市場では納会を迎えたNON大豆が暴騰納会を演じた。まあこれは内部起因の特殊事情としても、コーヒー市況その他見てもここ鞘の変化がまた一頃のように著しい。

現在結論が長引いている次期新取引システムへ移行の暁には、これら特有?の動きが変化してゆくか否かにも関心が向くが、それ以前の問題で新旧派各々の意見相違が著しいと聞く。

経営実務各々立場もあろうが、あくまで主体は委託者という事は忘れないでおいて欲しいものだ。


総合投資顧問

業界モノからは、3月の当欄で「予定であった上場時期は既に過ぎてしまっているが今後の動向に注目したい。」としたアストマックスが本日晴れてジャスダックに上場した。

今週は比較的IPOラッシュなのだが、初値は公開価格を66%上回り概ね下馬評通りの初値となった。

今後の事業展開という事で時事の記事を見かけたが、同社社長のコメントで取引所の理事会メンバー構成に言及している部分があり、この辺は現場の人間が誰もが思っている至極当然な意見であろう。

商社時代から業界に対しては様々な部分で驚きの連続であったと思うが、今後どんどん切り崩して行ってもらいたいものである。


現先・夫々の立場

台風一過、爬行色の出た本日のTOCOMであるが、釣瓶落しの下げとなった金などは未消化の売り残しが出た感じ。

金といえば最近時事で見かけたニュースで「田中貴金属」の貴金属部長が、TOCOMの先物取引の広告に対して苦言を呈していたのが目に付いた。

昨年末の金のベーシスやらパラジウムの価格凍結まで引張り出されていたが、まあこうした当業者から見れば市場も啓蒙も奇異に映るのは至極当然といえよう。

株も含めて個人のスパイラル売りが起きると、真っ先に投機系は悪者にされてしまうが双方ファンダメンタルズは劇的に変化したわけではない。

直近「四季報夏号」の表紙には「2007-08年最高益続出」と出ている中で周知の通り株式は暴落している。

この辺も実に似ているように見えるのだが?


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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