委任状争奪案件
ひと騒動あった例のインターネット検索大手ヤフーであるが、今度は米著名投資家のカール・アイカーン氏が株式を買い集めている事が発覚した模様だ。
氏といえばタイムワーナーや韓国の煙草会社に敵対的買収を仕掛けた所謂アクティビストとして有名であるが、今回も委任状争奪戦に乗り出し再度の買収実現から高値での売却を目論んでいるとの見方。
まあ委任状争奪戦に勝利しただけで企業が変貌を遂げるかとは一概に言えないが、いずれにしてもファンドはパフォーマンス志向、過去幾つもの企業を蘇生させ多額の利を齎した同氏だけに先の失望から売られたヤフー株は一転急上昇、転がり込む報道に株価も一喜一憂といったところ。
上記の通り一旦は破談となった格好の米マイクロソフトによるヤフーの買収騒動だが、株主総会を前に関係者の思惑通りに事が進むか否かまた面白い案件となってきた。