ダチアをご存じですか?

さて、本日の日経紙で目に留まったのは「ルーマニア車 国境超え走る」として、かつてルーマニアの国営企業だった「ダチア」の自動車が低価格を武器に、親会社となっているルノーグループの全体の半数に近づくまでに販売台数を伸ばして、同グループの業績を支えるまでに成長している旨が載っていた。

あまり東欧に明るくない向きはダチアと聞いてもピンとこないだろうが、この会社は大衆車のカテゴリーでは不動の地位を築いている。この車、なんといっても安いうえに酷使しても長年にわたってなかなか壊れないという経済性と耐久性に優れ、さしずめホンダのスーパーカブのような存在と言ったら分かり易いか。

今やインドのタタなども低価格車を出しているが、ダチアはCMや販売店など見ても他社のセダン同様に洗練されていてネットでも簡単に購入できる。人件費が低く部品を最大限に共通化しているのが秘訣というがボンネットを開けると目に飛び込んでくるのは日本企業の電装品の数々、こういったところにもまた投資のヒントが隠されているかもしれない。


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