ガレ・ドーム展2017

さて、今週は一昨日まで日本橋三越において恒例の「芸術と自然のふれあい ガレ・ドーム展」が開催されていた。今年も前回とは趣の異なる作品が小物中心に多数出ていたが、斯様に毎回あまり同系の作品が被ることがなく、またガラスケースなど邪魔に反射するものに遮られていないのが魅力的である。

以前に何度か出品された美術名鑑に載るような作品は年々少なくなっているものの、前回もドーム兄弟ではなかなか見たことがないパープルグラデーションのトンボとアイリス文花瓶など一部見る人が見れば思わず食指が動いてしまうような作品が此処はポツンとあったりするから面白い。

今回も珍しいポーチライトの商談に臨んでいた光景を目にしたが、そうしたモノ含めて個人蔵からの流れも少なくはないという。中にはその価値がわからず大ぶりの作品をなんと傘立てに使っていたという話も聞いたことがあるが、まだまだ今後こうした舞台に上げられコレクターから指名が掛かる事になるであろう作品群が数多何処ぞに埋もれているのは想像に難くないか。


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