要のZ世代

さて、この師走に入ると来年ヒットするのは何かと各所での予想が喧しいが日経紙では今月アタマに2021年の日経MJヒット商品番付を発表している。東西でベストスリーとなる関脇から見てみると東はシン・エヴァンゲリオン劇場版に対して西のイカゲーム、大関は東の東京五輪・パラリンピックに対して西のサステナブル商品、そして横綱の東はZ世代、西は大谷翔平であった。

関脇のシン・エヴァンゲリオンは劇場版シリーズの4部作の完結編で興行収入が100億円超え、イカゲームも配信4週間で世界では1億4000万世帯が視聴と大ヒットだが元は日本の漫画から着想を得ている通りやはり日本エンタメのアイデアは秀逸、とはいえ世界規模のヒットを飛ばし続けているかという点では見劣り?するだけに快進撃を続ける韓国のエンタメ界から学ぶべき点も多いか。

西の大関サステナブル商品はいわずもがなで、来年4月施行の新法を前にその競争軸も価格や機能からサステナブルへ移行しておりこれがどれだけ消費者に受け入れられるかが焦点か。そしてそのサステナブルへの意識や関心が高い世代としても挙がっているのが東の横綱に選ばれたZ世代である。

まさにデジタルネーティブといえるZ世代だが、当欄でも取り上げたルーズソックスから更に各種のエモいモノまでこの番付含め今年の流行りモノはこのZ世代が関わっているモノが多く見受けられたのが印象的だ。Z世代が象徴しているような消費行動がこれから未来の日本の消費トレンドになっていく可能性もあるだけに引き続き注目されるところ。


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