コロナ禍2021

さて、日本漢字能力検定協会が2021年の世相を1字で表す「今年の漢字」は周知の通り「金」に決定している。今年で27回目となる今年の漢字だが、この「金」は過去の2016年のリオ五輪、2012年のロンドンオリンピック、そして2000年のシドニーオリンピックの時にも選出されておりこれで4度目となった。

コロナが出て来て以降世相を表すこの手のシリーズはどれもこれもコロナ禍絡みが占めていたが、一筋の光明へ期待を込めた感がこの金に見え隠れする気がしないでもない。光明といえばこの時期の風物詩でもある各所でのイルミネーションも、昨年は軒並み中止含みに追い込まれ文字通りクリスマスがサイレンナイトとなったが今年は昨年とは風景が異なる。

先にも書いたように今年はメジャーなところで表参道の欅ライトアップが2年ぶりに復活し、また目黒川沿いでも2年ぶりに目黒川みんなのイルミネーション2021が復活しおよそ22万個のLEDが輝く。丸の内から日比谷ミッドタウンにかけてもいわずもがなで煌びやかなイルミネーションが復活している。

また去年は新型コロナの影響で終夜運転を中止したが、今年は2年ぶりにJR東日本など大晦日から元旦にかけて山手線など首都圏九つの路線で終夜運転を行う。今年もほぼ緊急事態宣言下で終った1年であったがその過ごし方も変わってきた年でもあり、上記のように昨年と違って行事やイベントは中止という事ではなく何とか工夫して実施するという動きが始まっている。

コロナ禍も3年目に突入するが、来年こそほぼ自由に行動出来る明るい世になるよう願いを込めて今年はこれで筆を擱きたい。

本年もご愛読ありがとうございました。どうか来年が皆様にとってよい年でありますように。


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