弥生の値上げ

本日から3月入り、今月は先月より値上げ食品の品目は下がるとはいえ値上げラッシュは止まらず、帝国データバンクによれば前年同月比では約2倍近い数の3442品目にのぼる。去年より数十年ぶりに値上げする商品が続出しているが、ここまで33年にわたって価格を据え置いていたミツカンの味ポンも本日出荷分からとうとう値上げとなる。

3月の値上げで最も多い食品分野はニッスイや伊藤ハムが値上げするちくわやかまぼこ、ニップンや日清食品冷凍が値上げする冷凍食品などの加工食品で単月全体の半分を占める。次いで多いのが菓子で、ロッテの雪見だいふくや森永乳業や森永製菓のピノやチョコモナカジャンボなどアイス系など中心に菓子における値上げ品目数は単月としては最多を更新する。

来月は来月で牛乳やバター、ヨーグルトなど乳製品の一斉の値上げが予定されている。飼料高等で生乳取引価格が上昇しているのが背景だが、生乳といえば需要低迷が長期化しその裏では日々廃棄処分を強いられている向きもあるなど何とも複雑な構図だ。こちらは国の早急な支援が望まれるが、いずれにしろ輸入小麦の価格改定も控えているだけにこの辺の動向にも注視しておきたい。


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