ダイエット熱で価格は肥満化
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先週末の日経紙夕刊グローバルウォッチでは「プロテイン人気、チーズに商機」と題し、世界的なプロテイン人気でチーズの生産が増えこれが世界市場に駆り立てている旨の記事があった。プロテインの原料になるホエイ(乳清)がチーズの製造過程で生まれるためにチーズの生産が増えていることが背景というが、チーズは兎も角このプロテイン人気で製品の値上がりが近年著しい。
昨日は帝国データバンク調査の9月の食料品値上げ動向を書いたが、大手の明治も今月から主力のザバスで価格は据え置きながら容量を減らす“ステルス値上げ”を実施する。此処に限らずプロテイン製品は他のブランドも含めて数年で約2倍近くに化けている感覚だが、もともと健康志向の高まりからジワジワ来ていたこれらの上昇のピッチに弾みがついたのはやはり糖尿病治療薬が世界的にダイエット目的で横行し始めたあたりか。
米金融大手ではこの手の“GLP―1受容体作動薬”などを含むインクレチン関連薬の世界市場規模が2030年までに2000億ドル(約32兆円)に達するとの予測を出しているが、これら常用者の栄養不足等の副作用対策でまだこの傾向が続くとすれば価格の一服は暫く望めず、以前より真摯にボディメイクに取り組んでいる向きにはとんだとばっちりだろうか。