301ページ目   雑記

ダチアをご存じですか?

さて、本日の日経紙で目に留まったのは「ルーマニア車 国境超え走る」として、かつてルーマニアの国営企業だった「ダチア」の自動車が低価格を武器に、親会社となっているルノーグループの全体の半数に近づくまでに販売台数を伸ばして、同グループの業績を支えるまでに成長している旨が載っていた。

あまり東欧に明るくない向きはダチアと聞いてもピンとこないだろうが、この会社は大衆車のカテゴリーでは不動の地位を築いている。この車、なんといっても安いうえに酷使しても長年にわたってなかなか壊れないという経済性と耐久性に優れ、さしずめホンダのスーパーカブのような存在と言ったら分かり易いか。

今やインドのタタなども低価格車を出しているが、ダチアはCMや販売店など見ても他社のセダン同様に洗練されていてネットでも簡単に購入できる。人件費が低く部品を最大限に共通化しているのが秘訣というがボンネットを開けると目に飛び込んでくるのは日本企業の電装品の数々、こういったところにもまた投資のヒントが隠されているかもしれない。


今年の七夕

さて、本日はご存知七夕。しばらく前から百貨店や小洒落たビルのエントランス等ではカラフルな短冊と立派な笹がディスプレイされ関係者の浴衣姿も風物詩になりつつあるが、夢を託す子供の姿よりも心なしか働き盛り世代が一心不乱にこれら短冊へ切実な思いを書き込み真剣な表情で笹に結んでいる姿を多く目にした。

ところでこんな神頼みといえば、昨年末は新年を祝う門松やしめ飾り等の正月飾りの販売が前年比で二桁台の好調だった旨の記事が記憶にある。また初詣も然りで、今年の人出は上位の明治神宮で3万人増、成田山新勝寺で同5万人増、川崎大師で同2万人増などなど軒並み前年より増えていたという。

しかし、正月飾りの類は神頼みの思いということで景気が悪いときによく売れる傾向があるのが普通。昨今アベノミクス効果やベアなど景気のいい話ばかりが紙面をにぎわせていたが、こうした神頼み的な光景増加を見るに背景には意外に一般の先行きに対する不透明感というか、景況感が謳われているほどそう楽観的でない事を感じているのではないかとも思う。


今度は食品?

さて、週末に入ってきた報にチョコレートの「ゴディバ」が、日本企業との国内販売契約を2015年3月で終了するという件があった。これまで販売元の食品関連商社に委ねていたものを、日本法人に切替えて全店直営にして売り場の統一を図るという。

しかし、近年は長年日本企業と蜜月の関係を築いてきた欧州ブランドのライセンス打ち切りがけっこう目立ってきた感がある。今回はチョコレートであったが、直近では先月に「バーバリー」が三陽商会と結んでいたライセンス契約を来年6月で終了すると正式発表、業界では前々から噂になっていたものの当の株価の方はサプライズな反応で暴落したのが記憶に新しい。

更に遡れば「マーク・ジェイコブス」とルック、「ラルフ・ローレン」とオンワード、「アディダス」とデサント、「クリスチャン・ディオール」とカネボウ、その他諸々といった具合にいろいろ挙げられるが、当然ながらライセンスブランドへの依存度が高かった企業ほど大きな打撃であった。

もっとも、金と時間が限られるなかで著名ブランドを企画販売出来る旨みは選択肢として1から育成してゆくより魅力的に映るのもまた事実。一方ブランド本体の旨みは「損失限定・利益無限大?」となにやらオプション取引のようだがそういった色が強い。何れにせよネットの影響もあってローカライズそのものを見直す気運というところなのだろうが、今後もこの辺含めいろいろ話題を提供してくれそうだ。


注目される帰趨

過日たまたまユニクロの大店の前を通ったのだが、相変わらずの賑わいを見せていた。そういえばココはといえば昨日の日経紙・日曜に考えるに、「99価格」求めたユニクロと題しカジュアル衣料の同店が値上げした旨を取り上げた記事も載っていたなと。

周知の通り同社は先に今年の秋冬物から順次5%の値上げを実施してゆくというが、同じような「デフレ勝ち組」に君臨した日本マクドナルドHDなどもアベノミクス以降ここ近年は売上増を図りながらも浸透が難しく右往左往しているところも少なくなく、株価など先行きを読んで各々がおもいおもいの動きをしている。

このユニクロことファーストリテイリング株はこの値上げ発表直後には下落したものの、先週末までに往って来いの戻りとなっている。高寄与度の裁定銘柄だけにファンダメンタルズが如何ほど作用しているか疑問符も付くが、上記のマックなど売上減継続の依然厳しい環境下のなかジワジワ上げ続け、このユニクロが値上げ発表した10日には年初来高値更新となっている。

長引くデフレ下で他を寄せ付けぬ圧倒的な低価格構造を構築し勝ち組として勝負してきたこれら所謂デフレビジネスであったが、従前のそういった形態から今度は値上げの浸透と同時に売り上げもキープし続けてゆくというインフレ型の構築へ転換を図れるかどうか、ユニクロだけでなく上記のマック含めたかつてのデフレ象徴の手腕が問われる。


植物由来

本日も株式市場ではミクシィの続騰が一際目立っていたが、個別ではこれとほぼ同等のペースで急騰してきているものに日本新薬がある。周知の通りこれは同社のセレキシパグが肺動脈性肺高血圧症を対象としたフェーズ3で有効性の主要評価項目を達成した事が刺激材料となったもので、発表後のストップ高を号砲に更に上昇が加速している。

製品の夢を買うのが製薬株の醍醐味というところだが、製薬会社といえば先週末の日経紙にはゼリア新薬工業が「西洋ハーブ」を取り入れた一般用医薬品をシリーズで打ち出す旨が載っていた。ハーブといえば漢方の所謂西洋版ということになるのだろうが、近年こうした植物由来の取り込みが顕著だ。

確かに漢方の類は個人の所謂証に合えば化学薬で改善しなかったものがたちどころに快癒することもあり、保険適用の範囲もそこそこ幅が出てきた。そんな事もあってか同紙によれば漢方大手のツムラの売上高は13年度までの5年間で2割伸びた旨が出ていたが、主流のエキス系だけでなく生薬系もこの範囲が広がることが今後期待されるところである。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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