432ページ目   雑記

夫々の事情

レフコの破綻から約二ヶ月であるが、当時ココのIPOの引き受け主幹事であったG・Sがグループ運用会社のハナ替え操作で金融庁から業務改善命令を受ける等何処の仕事か身辺が騒がしい。

さてレフコといえば本日は一応それがトリガーになったという事で東京FXフィナンシャルが民事再生手続き申請の意向を示している。

予定していた第三者割当増資がドタキャンになったという巷ではよくある出来事であったが、雨後の筍のように乱立したFX業者もちょうどその程度のペースで消えている師走である。


導入プロセス

金融庁は本日、来年から適用となる保険商品の新販売ルールを発表していたが、宣伝部分についても言及しておりこの手は徐々に証券系が軸になって来ているようにも見える。

今回の投資サービス法制定にしてもこの保険分野は最終的には一部商品に限定されたもののこの辺は後に含みを持たせている感もある。

そういった意味では先物業界も同様で先ずは商品ファンドあたりなのだろうが、まだまだいろいろな背景で紆余曲折か。


年末商戦

さて宗教の境目が無い本年の日本のイヴは週末という事もあって巷の賑わいは昨年を数段上回っていたような感じであった。

まあ日柄もあるだろうが本年はミニバブルといわれるように俄かにキャッシュを手にした向きも多く、下から上がってきた層も加勢してカネを落している分そう見えると言った方が良いかもしれない。

有名どころのホテルやレストラン等それに乗じて俄か成金スレスレの売り方も散見され、あまり趣味のいいものではないがそれもまた時勢か。

各々のサンタクロース。


闇流通

金融庁が行ったヘッジファンドの実体調査によると国内の市場規模としては8兆円程度になるらしい。

今迄流れなかった隙間の部分まで流れ込む過剰流動性資金を目の当たりにするとこれも納得であるが、様々な観点から実際はこれを凌ぐ規模である事は間違いないであろう。

腰が重たかった各種マーケットもこうした資金流入で次々と目覚め鍛錬されてゆく様が面白いが、先物等は裁定限界を超えた部分の一人歩き等はそうそう見られるものではない。

この上澄部分が所謂バブルという意見もあるが、実勢に戻っただけのものもありこれこそ終ってみないと確定出来ないのである。


師走の投機色

最近はレコード尽くめで「○○年ぶり」というのが多いが(昨日記の貴金属等)、師走に入った新甫本日に日経平均は1万5千円の大台に乗せて引け、これは約5年ぶりの事である。

バブル崩壊後最安値からほぼ倍になった日経平均は昨日まで束の間の一服場面では信用倍率の悪化、直近の信用評価損率が先週比で悪化しマイナス等々見かけは警戒感山積みであったものの、値段で一気に覆す動きである。

こう見てみると昨日は金のTOCOMバランスを例に出したがこれと全く同じ構図のように見えてくるが、こちらもまた過剰流動性資金を背景に内容よりも上る方が?エライ?師走相場の始まりである。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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