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デュレーション

本日S&P(スタンダード&プアーズ)が纏めたリポートによると、財政改革なしに高齢化が進むと日本国債の格付けはダブルBになるとの警告が為された。

現在から一気に急落という構図だが今回は証券試験等にも出題され易い社会保障費の増加が、政府赤字を急拡大させるというシナリオ。

別段こうしてクローズアップされなくとも例えて言えば国債は、大量の信用残高と不良債権を抱えた銀行株の如き存在に似ているが、貸借倍率がいいのか?あまり危機的に喧伝されていない。

そういえば少し前に騒がれた?2008年問題?は借換促進でもう何の問題も無くなったのであろうか?


タカ派

いろいろと物議の対象となっているバーナンキ氏だが、議会初証言では利上げ休止示唆というのがコンセンサスであったが、それの裏返しがそのまま出た格好になった昨晩であった。

商品相場も国内モノを除いては総じて本日は弱かったが、それ以上に「村上ショック」で灰汁抜け期待のあった株式市場は今度は「バーナンキショック」に見舞われた格好となった。

この期待感というのも厄介で今回の件も利上げ継続確定の手前だけに、織り込みにはどの程度時間を要するかは不透明、その過程でまだまだ株式・商品は思惑含みとなろう。


証取法第167条第1項

周知の通りインサイダー取引容疑で「村上ファンド」代表が東京地検に逮捕される事態となった。

そんな訳で前場は兜町界隈は関係者で随分とザワついており、記者会見は私も拝見したがいつも通りに弁が立つ姿に粛々と事が運んでいる様が窺えた。

正直このクラスで炙り出されるのであればまだまだ興味深い取引は幾らでも探せそうなものだが、これら当然そうなる経緯が存在するのでマトモに考えるだけ無駄か。

しかし最後まで阪急との統合に懸念を顕にする等、経営論については未だ訊きたい部分も多く批判以上に温い上場企業に緊張感を齎せた功績は大きいと思う。


利権

数週間前から監視員活動ガイドラインマップが地域毎に配布され注意喚起されていたが、いよいよ本日から道路交通法改正に伴う違法駐車の確認業務の民間委託が始まった。

狭い処に開き直りとも取れる停め方をされているとストレスを感じたものだが、これを機にこうした車輌は一斉に?溝浚い?をしてもらいたいものだ。

ただ一方でデパート近辺の文句なしに障害とはならないスペースは、当該デパート駐車場に30分以上もかけて入るのを考えると非常に魅力的な存在であり、上手く考慮してくれない物かと調子のいい解釈をしているのだが・・。

ちなみにこれらの関連では、またG・Sが「道路交通法改正バスケット」なるeワラントを今月から開始予定である。


新規上場

連休明けの米市場が大崩れとなった事も影響して日経平均も酷い崩れを呈している。

一部市場では後場からソフトバンクが悪役視されていたが、その絡みでは業界からヘラクレスに本日「SBIフューチャーズ」が上場となった。

偶々とは言え何とも土砂降りの中で上場したものだが、公開価格に対しては倍以上の気配切り上げで終了する等、地合いが逆に味方しほぼ事前予測通りの動きをしていた。

ヘラクレスは伸び易い?が、直近で先駆した同ポストのIPO組が総崩れとなった本日だけに同社の寄り後の健闘を期待したいところでもある。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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