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王道

ロイターによれば産金世界最大手の米ニューモント・マイニングは、2005年第四四半期の純利益が前年同期比から減少したとの事である。

金相場の上昇にもかかわらず諸般の事情からだろうがなかなか難しい限りであるが、一方の我等が別子こと住友鉱山は2006年3月期通期連結業績予想を大幅増額修正している。

こちらの場合、非鉄や為替も大いに影響しているのだが株価の方も商品に劣らず依然としてボラタイルな動き、最近では商品よろしく日計りする向きも多いと聞くが未だ未だ資源系は冷める気配が無い。


M&A転向

さて本日はジャレコがイーシステムの買収を大幅な株価変動から見送るとの発表があった。

同社もゲームからM&A展開を積極化させていったパターンだが、業界絡みでは数度採り上げているアエリアも広義でこのパターン。

業務提携先の商品取引員の買い増しをつい最近発表しているが、その後も年初来高値を更新し続ける同取引員株はなにかと思惑である。

斯様に上場している取引員についてはさまざまな話が舞い込んで来るが、今年は幾つ具現化するであろうか。


相違点

上場廃止が確実視されるとの報道を尻目になお2日続伸となっているライブドアであるが、これらも後押しし日経平均は急反発、2/16以来の16,000円台大台を回復している。

過日のニューヨークタイムズ紙ではデイトレーダーが日本株を牽引している旨の記事があったが、このデイトレーダー勢も含まれるのか否か過日、東証社長が残存ライブドアの株主を投資家という名前の投機家ではないかとの発言でまたも関係者の失笑を買っていた。

この辺は論議すれば尽きないが表面上は時間的な差異でありその他の部分は結果的に可変、結局同等ではないかとも思うが。


気回し

今日は爬行色の展開となった石油製品市場であったが、依然ファンド系の玉が市場を席捲しており、昨日の大量売りから本日は再度まとまった買い物を入れたりと目まぐるしい。

とはいえこの手はよくマッチポンプ的な物があったりするのが珍しくないが、まあその辺はさておき海外勢の取引増加傾向は依然続いているようだ。

最近の時事で、投資ニーズは高いが使い勝手の悪い仕組も多く戸惑いや不信感が足かせになっている面もあるとの旨を見かけたが、意外にやりたい放題できる「おいしい使い勝手」が出来る市場になっているかもしれない。


魔の30分

昨日は「〜どうも立会いを遅くしてから別な「取り方」に方向が向かってしまっているようだが〜」とコメントした東証であるが、売買システム増強に合わせて遅くとも5月中に30分短縮措置の解除をすると発表していた。

あれ以来巷では「魔の30分」とか揶揄されていたが、本日漸く重い腰を上げた感じで随分と時間の掛かったものだ。

当時であればまだケチの付いていない?大証を同時刻にずらす事によって魔の30分を埋める暫定措置も取れただろうに、領域の都合からか連携すら出来ない部分はやはり少しおかしいだろう。

発展途上をまたも露呈だが今度は何が出てくるやら・・


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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