730ページ目
先月下旬にG・Sの新ワラントについて書いたが、更に今度は阪神タイガースの成績に敏感な「六甲おろしバスケット」を今月下旬に発売する運びとなっている。
?テーマ物?でもこの分野は普段がおとなしいだけに、沸いた時のボラティリティーはけっこうな物がある事でどちらかと言えば二本立てで展開するコールがボラタイルな展開となりそうだが、冷めた時もそれはそれで機会がありそう。
この調子だと万博やら歌会始めの御題やらで何でも出来そうだが、仕手筋別のワラントが出来たらこれは面白い。まあ、実現は不可能だが。
往年の仕手系株で以前大相場を演出し、今なお直近まで折に触れ人気化していた東証二部のユニオンホールデインングス傘下のUSS証券が、本日コスモフューチャーズを吸収合併と発表した。
その比率は取引員1,000株に対し証券会社1株であるが額面の違いから実際は1対1と対等合併というように見える。
元のユニオンそのものもそうだが、最近の二部や新興市場には投資銀行業務に業態転換したところが増殖し、そのコード番号自体が殆ど意味を為さなくなった上場企業が多い。
これらはある意味別のステージで盛んにM&A展開しているが、取引員をどう絡めてゆくのか注目してみたいところ。
昨日は一服となった原油であるが、オイルショック以来の上昇率が指摘され危険水準に近づいたとする時事の記事があった。
以前にもここで原油と株式のキレイな逆相関を書いた事があったが、それも当時の現象に止まり本日の株式は年初来高値を更新し2001年8月以来の12,300円台を回復している。
経済そして株式もコスト上昇を充分に吸収してゆけるという証なのか、若しくはオルタナティブ系の運用残の部分もあるとはいえ十数年ぶりの高水準に積み上がった売り残のパワーが為し得る技なのかどちらとも言えないが、所謂体感として伝わって来ない限りは市場の流れに未を委ねる他ない。
お盆真っ盛りという事で休み明けの本日は流石に幾分閑散とした感じであったが、昨日くらいまでは知人の店含めその他あまり普段と変らない人口密度を感じた。
ところで相場の方は3日連続で史上最高値を更新したWTIを見ながら国内は製品がストップ安とある面盆特有の動き、株式の方はこの日にしては活況で各所でディーリング相場が展開されている。
盆休みくらいユックリという声を他所に最近中毒になったネット系トレイダーの商いが各市場の板を見ていても窺えるが、まだまだこの手は新たな層として増殖しよう。
いやはや原油の急騰は破竹の勢いとなっているが、当然CRB指数の方も再度320ポイントを舐めに来ている。まさに春先の高値を射程権に捉えているがエネルギーに傾斜した構成替えをした事が大きく影響している部分もある。
ちょうど日経平均も幾度の変遷を経てハイテクの比重を高く構成した事で一時はハイテク指数と揶揄された時期があったが、オイルが市場をリードしている今CRB指数も同じような現象が起きる事になるのであろうか。
何れにせよこれがベンチマークであるならば、株式投信がよくやるようにとても理論では買えない銘柄にも追随買いを機械的に入れなければならないファンドがまた大挙する事になるか。