736ページ目

銀行の販売姿勢

さて先週末だったか金融庁と証券取引等監視委員会は、銀行を対象に元本割れリスクのある投信の監視強化に乗り出す方針を明らかにしている。

協会によれば銀行が販売した分の資産残高は証券会社のそれにほぼ匹敵する規模まできている事で、其れなりに本腰を入れ始めた感じだ。

凡そこの手は形式主義が普通の世界であり、やっつけ仕事で取った二種保有者の営業も目論見書の詳細を問われればマトモに答えられる筈もないと思うのだが、それにしても元本保証等の虚偽説明は販売経験の浅さだけの問題ではないだろう。

先の中間決算では大手グループが最終利益を更新しているものの、業務純益では軒並み減益と基礎的収益力の弱さが否めない折のこうした事例は新たな活路の弊害を露呈している。


最終案

先月にNYMEX上場の際のコメントで少し触れたナスダックであるが、当時のロンドン証取買収提案は今回TOBへと方針転換をした旨各大手紙で報道されていた。

もともと春先の拒否から始まって前回の価格4割引き上げ、そして今回に至った訳だが何かこう取引所も普通にTOB対象になって来たのかという感じである。

折しもLSEはBRICsを始めとして新興国企業の誘致に成功を収めており、これが実現すれば世界2位の取引所誕生ということになるが、ナスダックは他にも北欧主力を率いているOMXにも触手を伸ばしているとの思惑も一部にあり、こちらの方もまた注目である


ストーンクラブ

本日はあのダスキンが、先のあおぞら銀行同様に東証一部へ直接上場となり、初値は公開価格と同値の1,750円と静かな滑り出しとなった。

さてダスキンといえば清掃事業と、ミスタードーナツ等で知られる外食産業が柱だが、この分野では個人的にミスドよりも赤坂に昔からあった東京ジョーズが印象深い。

当時としてはストーンクラブの爪やコンク貝を提供する店はまだ珍しかったが、好ロケーションとサービスの行き届いたスタッフの割りには手頃な料金であったがゆえに、昼夜問わず気軽によく利用したものだ。

ただ残念ながらこの東京ジョーズ、既に昨年その20年以上に亘る歴史に幕をおろしている。


ペコちゃん

さて本日は水産大手のマルハとニチロが株式交換で経営統合する事を発表していたが、この年末に来ても企業再編の波は活発化する一方。

そういえば業種は違うが、あの不二家もレストラン事業を投資顧問ベーシック・キャピタル・マネジメント運営のファンド主導で運営する事を本日発表していた。

同レストランといえばこの辺では銀座あたりしか思い浮かばないが、懐かしさや全般スモールポーションな事から子供だけでなくOL等にもファンが多いと聞く。

今後も聞いているだけでもファンド案件は多数あり、こんなところまでファンドが運営しているのかといった事例はまだまだ増えて来よう。


主張と合理性

さて証券税制優遇措置を巡って政府・与党をも巻き込んだ論議に発展して来た模様だが、金融庁や証券業界等経済界からの要請も激しく混沌とした情勢になっている。

しかし面白いのが預貯金や債券の利子税率を持ち出して、これらとのリスク比較で株式の同税率に疑問を投げかける向きも多い点。

であれば例えば商品業界に身を置く向きは、先行して分離課税となっている現行制度をもう一度洗い直して貰いたいというのが本音だろうが、そもそもこの改正時にこうして議論が白熱しなかった経緯も寂しい限り。

業界の沈滞ムード漂う中を、蒸し返す向きでも居ないかと淡い期待もするが総じて物事の合理性が通用しないのもまたこの世界、時間が掛かるうちにマインドが低下してしまうのが先か。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

カテゴリー

アーカイブ

2026

6

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30