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FOMCや短観を前に株式市場は失速、全面安となった。
米市場とステージを並べその出遅れ感が方々で言われていたが、やはり出遅れたまま下げるときには一緒に下げるというパターンで米市場がこちらへ鞘寄せしたとも取れる。
信用需給に関してもその売り残からショートカバー期待の楽観論が多かったが、売り込み誘いの個別仕手株と全て同一視するのはあまりにもリスキー。WTIの新価格帯についても同様、教科書通りの見方があまりにも多過ぎる。
経産省の大臣官房企画室が裏金を作っていたとかで問題になっているが、一部を今は無きカネボウに投資し若干ではあるが利食っていたらしい。
インサイダーか否かはグレーゾーンだが、インサイダーと言えば確か3月にこれまた同じ経産省の輩がTOB絡みのインサイダーで告発された経緯があった。
斯様に株系はポンポン挙げられてしまうが、それを思えば商品系というのは日進月歩の中にもインサイダーのラインが殆ど存在しないような物で、こうした原始的な部分と前衛的な部分とが共存しているか。
さて既にカウボーイが双方で触れているようにエイチ・エス証券がオリエント貿易株式を取得し子会社化した。
これに関しては先のライブドアによるニッポン放送買収劇をオーバーラップさせ、早速「ホントに欲しいのどの会社?」との声も聞こえてきそうだが、それはそれとして金融コングロマリット化の絵を何処も描こうとしているのは事実。
先の日商岩井Fの件にしても先ずは?取りあえず?なのである。あとはコストとの兼ね合いでいろいろと・・。
本日は一度監理ポスト入りとなった経緯のあるグローバリーが、先とは別件で追加の行政処分を受ける事となった。
晴れてというか努力の甲斐あって通常ポストへ戻ったばかりだが、この辺を見てもやはり各々の持分は健在かとも思ったりするものだ。
力関係が単純に現れたりする部分もあり別な意味で関心があるが、ともあれそういった時代になって来たのだなという感じ。
さて今後の経済誌格付けはどうなってゆくのか興味深いところ。
本日は周知の通りJASDAQからあの「本間ゴルフ」が破綻との報があった。つい最近は東証マザーズから、いろはの「ゼクー」が破綻したばかりであったがけっこう有名どころが続く。
もう一つ本日は、そのマザーズへ上場予定であった「IIJ」が異例な事に申し込みが上場基準に達しなかった事により一先ず上場中止となったとの報も。
公募期間中に先行上場している米市場の株価下落が主因らしく、なにやら昔のクレイフィッシュを彷彿させるが、新興市場は本当に?運?の部分が多い。さて上場している業界各社はどうであろう。