2ページ目

各国連鎖

一週間前の当欄で「〜人気のBRICs投信の一部が新規申込停止措置を取ったりとか報道されているが、要所ではガス抜きが必要な物も除々に出て来るか。 」とコメントしておいたが、昨日のインド株は下落率10%を超える急落で取引が一時停止の事態にまでなった。

投資家への課税強化がトリガーらしいが、本日はNCAERもインドの経済成長率減速見通しを出してきており材料も後から付いて来る典型的なパターン。

昨年ムンバイ証券取引所では過熱感から警告を出した経緯があったらしいが、これに限らず時間の問題であった物は多岐に亘っているのが現状である。


話題作

さてあの話題の同時公開、「ダ・ヴィンチ・コード」は週末の全世界興行収入が昨年同時期公開のエピソード3に次ぐ歴代2位となった模様。

斯く言う私も御招待を受けたので週末鑑賞してきたが、いろいろと物議を醸し出した詳細はやはりこの時間枠での表現は難しいとの感。

まあ、世論を考えての事かもだがイタリアの知人曰く、そのロケーションにしては不思議なくらい関係なしの人気らしい。

そうそう、映画が始まって直ぐの頃「フィボナッチ級数」が出て来るのだが、これまたイタリア発祥でしたね。


日本のANDERSEN?

昨日一服したのも束の間、急落したダウの影響もあってか本日の日経平均はザラバ約二ヶ月ぶりに16,000円台の大台を割る事となった。

ここまで至る過程で種々の要因はあったであろうが、一段下の追証トリガーとなった一つに日経紙でも採り上げていたが不動産系を中心にした決算発表延期がある。

日本の中央青山問題がアンダーセン並になってしまうのか否かだが、某企業のように定期入替えと謳っているところは大義名分が立つが、突然変えれば負の蒸し返しが表面化する可能性もあり、また現状維持でも地雷を踏んで動けないと周りから穿った見方をされるという構図にもなりかねない。

何れにせよ戦々恐々の場面は今後もまだあるか。


嗜好税

フィリップ・モリスは本日、来る煙草税増税に伴う値上げ申請を財務省におこなったと発表。

そういえば国内系も先に値上げ発表しているが主力銘柄については増税分以上の値上げをブチ上げ、収益向上期待から野村やモルガンがレーティングアップしていたような気がするが、何やら先月とり上げたヴィトンのような話でもある。

まあ額が小さいのでこれら体感温度の比較は出来ないが、諸外国比較では未だ未だ日本の煙草は安いと思い先行きの幅を残しているようにも感じる。


Rhythm

全般上昇機運で来た商品も、直近では乱高下の中に爬行色が出て来たという感触も一部あったが、本日は再度TOCOM銘柄中心に急落商状であった。

要人発言に主力商品が反応するに至り結果的に市場はコレクションを欲しがっていたという事なのだろうが、以前にも書いたように渦中に身を置く向きはなかなか風を感じるのは難しい。

株の方でも先月末の株式投信残高がバブル期の過去最高に並んだとか、人気のBRICs投信の一部が新規申込停止措置を取ったりとか報道されているが、要所ではガス抜きが必要な物も除々に出て来るか。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

カテゴリー

アーカイブ

2006

5

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31