グッチのドレス

今週は何かこう目立った話題も無かったが、メキシコで開催されていた2007年ミス・ユニバースでは日本代表が優勝するという快挙であった。

昨年7月にもこのミスユニバース関係に触れた記憶があったが、2003年の5位から昨年は既報の通り準優勝、そして今年といえば1959年以来の優勝というからアジアでの存在感も確固たるものになってきた。

ところでTVで優勝の瞬間を見たが、この時着ていたのは確かアメリカのセレブ司会者、オプラ・ウィンフリーがよく着ていたグッチのドレスではなかったかと・・。

流石、この手の大会で優勝するとアジア人では到底着こなせないと思われがちなこの手も、ドレスに着られていないように見えてくるから不思議。


バリュー型?

ところで昨日は、小湊ホテル三日月で名物の時価1億2千万円相当の「黄金風呂」が盗まれたとの報道があった。

春先までは数千件にも上った金属泥棒が流行っていたが、その後は岐阜・高山の時価2億円相当の「金塊」や今回の金浴槽とまあ大掛かりに変わりないものの、よりバリュー?重視型の盗難が目立つようにも思える。

上記の金属泥棒も最近は以前のように物を捌くのが難しくなっているようだが、金といえば先月偽延べ板が簡単に換金出来てしまったように加工も容易でけっこう盲点が多く、その手のマーケットとしてはけっこう忙しい模様である。


感染力

ロイターによれば中国国内の株式取引口座数が、初めて1億を上回った可能性があるとの事である。

昨日時点でも出来高が最高に達する中を上海総合株価指数が最高値を更新、一度に複数の口座開設が可能という部分を割り引いてもこの増殖ぶりは驚異だが、先週グリーンスパン前FRB議長も「いつかドラマチックな形で収縮するだろう」と警告を発しているように依然中国株バブル破裂警戒論は耐えない。

人民銀行の流動性回収アナウンスも意に介せず店頭に人だかりが出来ている光景は日本の80年台バブル以上のものを感じるが、所謂バブルだけにやはりその終焉は崩壊してからでないと確定出来ないのもまた事実である。


農水族

周知の通り農水省には週明けからショッキングなニュースが飛び込んでいる。

奇しくもその農水省を退官したての新東穀取理事長も本日記者会見をしていたが、引き継がれたコメ先物やらシステム問題等々けっこう厳しい状況には変わりない。

取引所そのものが似たり寄ったりの会員を擁しシステムも統一性の無いものだらけで前途多難だが、個別商品の方もやはり?官?の圧力が及ぶ物の道のりは未だ未だ遠いか。


プロの売却

本日の日経で「オフィスビル高額売買相次ぐ」なる記事を見かけたが、外資系の知人の間でも先のHSBCロンドン本社ビルは話題になっていた。

同社の場合5年程度で1,000億円以上を?利食った?計算となるが、国内でもフォーシーズンホテル丸の内を擁するパシフィック・センチュリー・プレイスが2,000億円で売れる等、先月モルガンの件で書いた通りの巨額なマネーが飛び交っている。

株や商品に限らずあらゆる相場には必ず天井が訪れるのだが今回は金融大手だけにこの辺は思惑で、そういった意味では同じロケーションでやはり売りの意向を示している野村あたりも注目で、?プロ?が売ったその後の動向もまた非常に興味深いところだ。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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