センス

さて久し振りに成田空港に行ったのだが、国内・海外系共に各航空会社のラウンジがリニューアルオープンしひと昔とは様変わりであった。

確かに今月に入ってから欧州系とかからラウンジがリニューアルした旨のキレイな案内が届けられていたが、やはりというかこうした施設もそのカラーはホテルの構成を踏襲しているような感じがした。

ホテルでは近年東京には外資系が猛攻勢をかけてきているが、個人的にはコンサバっぽい国内系よりはこのラウンジにしてもそうだがインテリアに若手のデザイナーを起用したりし、軽食一つ取っても痒いところに手が届くというか居心地の良さを提供するのに一つ長けているという気がするのである。

まあコンサバが好きな向きと分かれるところだが、まだまだ進化の余地は大きいと思う。


行動ファイナンス理論

さて先週は与党劣勢見通しがいわれていた参議院選挙を控えてその後の為替や株式の見通しが彼方此方で喧伝されていたが、大和総研調査ではここ数年の参院選投票日後の株価推移を調べたところ、与党の勝敗と株価に明確な関係は無いとしている。

そういえばこの手の同社レポートにはユニークな物が目立ち、例を挙げれば「ドリカム人気がアップすれば株価上昇」、「TDL入場者数増なら株価上昇」、また下落の方では「サザエさんの視聴率上昇では株価下落」、「宝くじ人気下では株価下落」、「英会話学校とフィットネスクラブ比較で前者の割合が増えれば株価下落」等々夫々に詳細理由があるから面白い。

そういえば昨年の今頃には「結婚/離婚レシオは株価に先行」なるレポートが出ていたが、しかしその視点にはある意味感心する。


百貨店再編劇序盤

本日の日経一面には、三越が伊勢丹と資本提携に向けた交渉に入る事が明らかにされていた。

ご存知百貨店業界では大丸と松坂屋の経営統合や、阪急百貨店と阪神百貨店の例の事後処理よろしく秋口に統合が決まっているが、この三越は関東では当初ロケーションの都合もあって東武の名もチラついていたのは一部に有名。

同時に伊勢丹も新宿一極型から色々と思惑が出ては消えていたのだが、どうもそのメーンバンクの影もチラホラする。

日頃廻って見て個人的に思うのだが、そのカラーから言ったら松屋あたりとこの手の話があれば株式関係からも整合性?があり、更に顧客層も美味しくなって来ると想像したりもするのだが、まあまだまだ注目するに面白くなって来る業界だ。


隣の成功談

FX取引の昨今における膨張の様は度重なる新聞報道やカウボーイも折に触れてコメントしているので周知の通りだが、サンプルが多いほど事例が表面化するのも常で本日はまたこの手のFX取引における脱税で、三人の投資家を東京国税局が東京地検に告発していた事が報じられている。

業界に関連する脱税関係では先月も商品先物に関する物を採り上げた事があったが、その前もFX取引で豊島区の投資家や更に前には世田谷区の主婦がこれまたFXで4億円の所得隠しでにわかに有名になった経緯がある。

何れも店頭モノ主体という事からこれでまた「くりっく365」も別な処で勢い付きそうだがそれはさて置き何度も言うようにこのプレス効果は多大、頭を捻って不発濃厚な新商品を打ち出すより効果的なのである。


クオリティー

週末は欧州で発行されたCDO(債務担保証券)の格付けを、S&Pが引下げたとの発表を切っ掛けにドルが急落し円相場が急伸していた。

当のS&Pはサブプライム問題は無関係としているらしいが、折しもあのBSC(ベアー・スターンズ社)傘下のヘッジファンドの投資家が同社を相手取って提訴する事を計画している等これの関連モノは話題に事欠かない。

エンロン問題始めその他で債券市場が揺れたときは原点に返って金へと資金シフトが見られたが週末もその気配か、教科書的なファンダメンタルズが気が付けば素直に表れたりするのも昨今の商品の特徴といえば特徴か。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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